新登場7人乗り3列シートのベルランゴ ロングに触れる!謎のベルランゴも登場!!シトロエンのすべてが週末の立川に大集合!!!

■シトロエンを丸ごと満喫できる空間が3日間限定で立川に登場

立川「GREEN SPRINGS」で行われたシトロエンイベントイメージ。ベルランゴ ロング2台の展示
会場内にはサーフィンとアウトドア、2つの世界観を表現したベルランゴ ロングを展示

いまシトロエンで、売れに売れているモデルといえば「ベルランゴ」。なんとなく癒し系、かつ走れて使えるフレンチMPVは日本でもすっかり売れっ子です。

その「ベルランゴ」に、ロングボディバージョンが登場したのはご存じでしょうか。3列シート7人乗りの「ベルランゴ ロング」、どんなクルマなのか気になりますよね。その実車がいち早く見られるイベントが、2023年2月3〜5日に東京・立川で開催されているんです。

●ベルランゴ ロングをじっくりチェックできる機会!

立川「GREEN SPRINGS」で行われたシトロエンイベントイメージ。ベルランゴ ロングのフロントビュー
シトロエン ベルランゴ ロングは3mの長尺物を積めるのでサーフィンにもうってつけ

2023年2月3(金)〜5日(日)、の3日間、シトロエンの最新モデルがずらり一堂に会するイベントが実施されています。会場は、2020年4月に昭和記念公園の向かいにオープンした複合施設「GREEN SPRINGS」(東京都立川市緑町3-1)。

イベントスペースには、2台の「ベルランゴ ロング」をはじめ、ノーマルの「ベルランゴ」、C5エアクロスSUV、C5X、E-C4エレクトリック、C3エアクロスが展示されています。ディーラーとは違う開放的な雰囲気のもと、じっくり気になるクルマをチェックできるのはこういうイベントの醍醐味のひとつでしょう。

立川「GREEN SPRINGS」で行われたシトロエンイベントイメージ。ゲームコーナー
立川「GREEN SPRINGS」のシトロエンイベントには、お子様が楽しめるゲームコーナーも

このイベント、クルマ以外にもシトロエンの世界観をたっぷり堪能できるようになっているのがユニーク。例えば「リビングルーム」と名付けられた建屋内は、ゆったり寛げるスペースになっていて、フランス本国からやってきたシトロエングッズの数々も販売されています。

立川「GREEN SPRINGS」で行われたシトロエンイベントイメージ。抽選器
2CVのクランク棒を回して抽選にチャレンジするという、遊び頃あふれるデザイン

お子様にも楽しんでもらえる“縁日風”のゲームコーナーや、2CVのクランク棒をガラガラと回して遊ぶ抽選器(マニアックですね〜)など、家族みんなで楽しめるイベントになっています。なお、シトロエンオーナーの方は、愛車のキーを見せると「駐車1時間無料」という特典が付いてくるのでくれぐれもお忘れなきよう!

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特装車「Le petit Citroen」

展示車の中で個人的にぐっときたのが、特装車「Le petit Citroen(ル・プチ・シトロエン)」。欧州仕様のベルランゴ・バンをベースにした、「はたらくクルマ」仕様の1台です。ベルランゴ・バンは日本国内で販売されていないため、実車を見られるのは稀少な機会。

立川「GREEN SPRINGS」で行われたシトロエンイベントイメージ。特装車「Le petit Citroen」の助手席
特装車「Le petit Citroen」の助手席には愛らしい相棒がスタンバイ

へ〜結構乗用仕様と違うんだな〜とじっくり眺めていると、某ベルランゴオーナーが足周りをじろじろチェック。タイヤの種類でも確認しているのかと思いきや、やおら説明員の方を掴まえるや、

立川「GREEN SPRINGS」で行われたシトロエンイベントイメージ。特装車「Le petit Citroen」のホイール
特装車「Le petit Citroen」のホイール

「これ、日本仕様より大きなタイヤサイズだけど、自分のクルマにもつけられるんですかね?」

とひと言。いや、そんなピンポイントでマニアックなこと聞かれても……。スタッフの方、結構困ってましたよ!小林編集長

小林編集長800円でベルランゴミニカーをゲット
小林編集長800円でベルランゴミニカーをゲット

さらに小林編集長、前述のグッズコーナーでベルランゴのミニカーを物色。「1/43(スケール)がないなぁ」とかぶつぶついいながら、これは持ってないんです、と1/64のベルランゴミニカーを800円でゲット。も〜、お仕事で来てるんですよね?

●ベルランゴ ロングのサードシートは脱着式

立川「GREEN SPRINGS」で行われたシトロエンイベントイメージ。ベルランゴ ロングのサードシート
シトロエン ベルランゴ ロングのサードシートは脱着することが可能

「ベルランゴ ロング」は、ベースの「ベルランゴ」比で全長+365mm、全高+20mm、ホイールベース+190mm、それぞれ拡大した7人乗りバージョン。ベース車がトヨタ・シエンタとノア/ヴォクシーの間に位置する全長4.4mというサイズ感をもつのに対し、ロングはちょうどノア/ヴォクシーと同等のボディ長になっています。

しかし、国産のミニバンと決定的に違うのが3列目の機構。「ベルランゴ ロング」のそれは脱着式になっているんです。片手でひょいとフォールドダウンや跳ね上げができる国産のサードシートは便利ですが、それゆえにすわり心地に多少の不満を覚えるシーンも少なくありません。

立川「GREEN SPRINGS」で行われたシトロエンイベントイメージ。ベルランゴ ロングのルーフ
シトロエン ベルランゴ ロングのルーフには、耐荷重10kgのルーフバーをオプション設定

脱着式に割り切っているベルランゴのサードシートは、座ってみると座面がふかふか!着座高もしっかりとられているので前方の見晴らしもよく、開放的な気分で長距離ドライブでも快適に過ごせそう。しかも13cmの前後スライドもできちゃいます。もちろん、シートそのものはとても重たく、積みおろしをしようとするとかなり大変ですが……。

なお、ロングの荷室は、2列目を折り畳めば最大2693リッターの容量を確保。助手席まで倒せば3mの長尺物も積載することが可能です。

●経済的で頼もしいディーゼルエンジンを搭載

パワートレーンは標準ボディと同じ1.5リッターディーゼルエンジン+8速ATの組み合わせ。低回転域からもりもり溢れ出す頼もしいトルクで、ロングボディを悠々引っ張っていってくれるはず。ディーゼルミニバンといえば、国産では三菱デリカD:5が唯一にして孤高の存在。もはや日本では希少種となってはいるものの、このディーゼルならではのトルクフルな走りと経済性はベルランゴの大きな強みといえるでしょう。

また、ロングにはガラスルーフの設定がない代わりに、頭上スペースの空間を荷物スペースとして有効活用できる耐荷重10kgのインテリアルーフバーをオプションとして用意。くわえて、駐車時にステアリング操作を自動で支援するパークアシスト機能を標準装備しています。

ベルランゴ ロングの車両価格は443万3000〜455万4000円(標準ボディは384万5000〜423万1000円)。「シトロエンの名前を聞いたことがなかった」という層までをぐいぐい顧客として引き入れてきたベルランゴ。ロングボディの登場で、その人気はさらに盤石なものとなりそうです。

三代やよい

この記事の著者

三代やよい 近影

三代やよい

自動車メーカー勤務後、編集・ライティング業に転身。メカ好きが高じて、クルマ、オートバイ、ロボット、船、航空機、鉄道などのライティングを生業に。乗り継いできた愛車は9割MT。ホットハッチとライトウェイトオープンスポーツに惹かれる体質。
生来の歴女ゆえ、名車のヒストリーを掘り起こすのが個人的趣味。
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