■現行型に比べノーズがより滑かに、エアインテークはワイド化
メルセデス・ベンツは現在、電動クロスオーバーSUV「EQA」改良型をテストしていますが、その最新プロトタイプを鮮明にカメラが捉えました。
現行型EQAは、2年前の2021年に発売されたばかりのコンパクト電動SUVです。
燃焼エンジンを搭載する人気SUV「GLA」をベースとしていますが、フロントエンドでは、グリルと一体化したような滑らかなデザインの専用ヘッドライト、リアエンドにはトランクリッドに沿って走る水平のLEDライトストリップを装備するなど、デザインでも差別化が図られています。
厳冬のフィンランドで白昼捉えたプロトタイプは以前より鮮明で、ディテールまで把握できます。
ボディ前後にカモフラージュが残っていますが、現行型に比べノーズがより滑かに見えるほか、下部エアインテークがワイド化されています。また、ヘッドライトは一見同じに見えますが、よく見ると内部グラフィックが変更されていることに気づきます。
リアエンドでは、LEDテールライトのグラフィックを刷新、バックライトが再配置されているようです。また、バンパー両サイドにあった垂直のセクションが消えていますが、偽装パネルの下に隠している可能性もあります。
キャビン内では、フェイスリフトされたAクラスの足跡をたどり、タッチパッドコントローラーを避け、合理化されたセンターコンソールを含むいくつかのアップデートがなされるはずです。
新設計のステアリングホイール、刷新された装飾品やトリムを装備、また最新世代のMBUXインフォテイメントシステムや、業界でトレンドとなりつつある認証用の指紋センサーが装備される可能性もあるといいます。
パワートレインですが、EQA導入からわずか3年足らずということもあり、最高出力190psを発揮する電気モーターと、66.5kWhバッテリーパックを積む「250」、70.5kWhのバッテリーを積む「250+」、最高出力228psを発揮する「300 4Matic」、292psを発揮する「350 4Matic」がキャリーオーバーされる見込みです。
EQA改良型のデビューは最速で2023年内と予想されます。