APOLLO 
■フロントバンパーには新開発のアクティブシャッターシステムの基礎を形成する垂直スラットを装備
ポルシェは現在、主力モデル「911」（992世代）の改良型を開発中ですが、そのクーペ＆カブリオレを同時スクープしました。
最新である992世代は2018年に登場し4年が経過、大幅改良が急務となっています。
フィンランド北部で捉えたプロトタイプは、カモフラージュも軽く、最終デザインが多く見えています。
最も顕著なのは、フロントバンパーと改良されたエアインテークです。後者は、新開発のアクティブシャッターシステムの基礎を形成する垂直スラットを装備、手前には水平バーを備えています。これまでのコンポーネントより多くの冷却空気を供給、空力性能も高めます。
そのほか、新設計のLEDデイタイムランニングライト、再配置されたインジケーターなども確認できます。
リアエンドではバンパーデザインを刷新、デュアルエキゾーストパイプはセンターへ寄せることによりスポーティな雰囲気を高め、ナンバープレートは上部窪みの奥に配置されます。LEDテールライトは、両サイドが隠されていることから、その部分が新設計されることが濃厚でしょう。
キャビン内では、初めてフルデジタルインストルメントクラスターを採用、インフォテインメントシステムやセンターコンソールのレイアウトも微調整されます。
パワートレインの詳細は不明ですが、4.0リットルから派生する小排気量エンジンや、自然吸気4.0リットル水平方向6気筒ユニットの搭載が噂されています。911はもともと自然吸気を採用していましたが、CO2削減などの理由から991世代後期型以降、ターボチャージャー付きに変更されており、復活すれば大きな話題となりそうです。
911（992世代）改良型のワールドプレミアは、最速で2022年後半と予想されています。
