クロスオーバーSUVに未来はない!? シトロエンCEOが過激発言

■将来的には、バッテリーのサイズや車両重量の制限も出てくる可能性

シトロエンCEOであるVincent Cobee(ヴィンセント・コビー)氏が、英「AutoExpress」のインタビューにて、EV時代におけるクロスオーバーSUVの行方に関して、独自の考えを語りました。

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シトロエン C5 X

世界中のいくつかの市場を除いて、SUV とクロスオーバーは現在、主要な自動車セグメントの1つです。

好むと好まざるとにかかわらず、これらの最新のユーティリティは自動車メーカーに莫大な利益をもたらし、ある程度まではポルシェ「911」 やトヨタ「スープラ」のようなスポーティモデルがまだ存在することを可能にする利益を生み出していると言っていいでしょう。

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シトロエン C5 X

しかし、コビー氏はエレクトリックモデルの新時代において、スポーツユーティリティビークルの時代は終わりを告げているといいます。クロスオーバーとSUV の現在の市場シェアを考えると、かなり過激に聞こえる発言です。

同氏は「SUVの性能は単純に空力性能が十分ではなく、EVになることでこれらの大型で合理化されてないモデルは絶滅するかもしれません。バッテリーEVはエアロダイナミクスが落ち、航続距離が大幅に短縮されます。またSUVは、ハッチバック、セダン、さらにはステーションワゴンよりもかなり重いことも原因となります。
十分な航続距離を確保するためには、より大きなバッテリーを必要しますが、将来的には、バッテリーのサイズや車両重量の制限も出てくる可能性があり、大型モデルにとって行き場がなくなる可能性があるでしょう」と語っており、説得力はあります。

現在世界的に、SUVより車高を下げ、エアロダイナミクスを向上させたハイライディングセダンモデルが増えてきていますが、SUVに代わってEV時代を見据えた救世主となるのか、注目されます。

(APOLLO)

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アポロニュースサービス代表取締役。1965年東京生まれ・世田谷区在住。通信社を経て1996年に独立、レンタルポジ&ニュース配信会社アポロニュースサービスを設立した後、2016年にはカーメディア「Spyder7」編集長に兼任、多数のメディアへ新車スパイショット配信も手掛けております。
通信社入社と同時に新車スクープに関わり、これまで35年間、新型モデル開発を追い続け、現在は新車スクープ原稿を年間800本以上執筆、日本で一番新車スクープ記事を書く男としてギネス申請中!?
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