3500万円から560万円に大幅値下げ? 世界初の量産型ソーラーカー「ライトイヤーゼロ」進化版を予告

■地上高が高く、クーペクロスオーバーのように見えるボディ

オランダを拠点とするスタートアップ企業「Lightyear」は、2022年6月に世界初の量産型ソーラーカー「Lightyear 0」(ライトイヤーゼロ)を初公開しましたが、その進化モデルとなる「Lightyear 2」(ライトイヤーツー)を予告しました。

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ライトイヤー2 ティザーイメージ

ライトイヤーゼロは、ボンネット、ルーフ、リアエンドまでソーラーパネルを採用、太陽光だけで1日最大70km分を充電、60kWhのバッテリーを積み最大625kmの航続距離を誇ります。

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ライトイヤー2 ティザーイメージ

ライト2のティザーイメージからは、ライトイヤーゼロから継承するクーペシルエットが見てとれます。注目すべきは、黒く塗りつぶされたピラーと、追加された黒いアクセントで、地上高が高く、クーペクロスオーバーのように見えるのが特徴のようです。

ライトイヤーのCEO、兼共同創設者であるレックス・ホーフスロート氏は、「ライトイヤー2は、どこにいてもクリーンなモビリティをすべての人に提供するという私たちの使命を迅速に遂行します。これは、消費者が実用性を犠牲にすることなく持続可能を優先できる最初のEVです」と述べています。

具体的性能面では、CO2排出量を半減させ、800km(497マイル)以上の航続距離を提供。これは、前述したライトイヤーゼロの625km(388マイル)を大きく超える性能です。

さらに、大きな話題は、ライトイヤーゼロの販売価格が25万ユーロ(約3500万円)だったのに対し、2では40,000ユーロ(約560万円)以下に設定されること。生産は2025年末から開始予定となっています。

(APOLLO)

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アポロニュースサービス代表取締役。1965年東京生まれ・世田谷区在住。通信社を経て1996年に独立、レンタルポジ&ニュース配信会社アポロニュースサービスを設立した後、2016年にはカーメディア「Spyder7」編集長に兼任、多数のメディアへ新車スパイショット配信も手掛けております。
通信社入社と同時に新車スクープに関わり、これまで35年間、新型モデル開発を追い続け、現在は新車スクープ原稿を年間800本以上執筆、日本で一番新車スクープ記事を書く男としてギネス申請中!?
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