■フロントガラスとリアウィンドウはより顕著な勾配、全高はあきらかに低く設計
アウディは現在、大人気のミッドサイズ・クロスオーバーSUV「Q5」次期型を開発していますが、最新プロトタイプを捉えるとともに、そのコクピットをカメラが捉えました。
アウディは2026年に新しいガソリンエンジンモデルの開発を終了し、2030年代には内燃機関モデルの販売を完全に停止することを発表しています。つまり、次期型Q5は最後のガソリンモデルとなります。
現行モデルと並んで撮影された次期型プロトタイプを比較すると、フロントガラスとリアウィンドウはより顕著な勾配を持ち、全高があきらかに低く設定されていることから、かなりスポーティな印象を与えています。
ヘッドライトはまだプレースホルダー(ダミーコンポーネント)ですが、EV「Q6 e-tron」で見られるスプリットヘッドライトの採用は見送られている様子が伺えるほか、ライトにはLEDが搭載され、マトリックスLEDライトシステムも提供されると見られます。
後部では、テールゲート全体に広がるLEDライトバーを隠しているように見え、特徴的なラップアラウンドテールゲートは、コンパクトに新設計されます。ちなみに、赤いブレーキキャリパーが確認できることから、このプロトタイプは「S-Line」バージョンの可能性がありそうです。
初めて捉えたコクピットには、センターコンソールから突き出たタブレットスタイルのインフォテイメントを装備。タッチスクリーンの下に非常に大きな 「Quattro」ロゴが取り付けられています。
また大画面と同様に、ドライバーの前のデジタルインストルメントクラスターもダッシュボードに組み込まれておらず、突き出ていることがわかります。このレイアウトは「A4」次期型と共有されることになりそうです。
パワートレインの詳細は不明ですが、さまざまなガソリンエンジンとディーゼルエンジン、ハイブリッド、プラグインハイブリッドなどがラインアップ。7速デュアルクラッチトランスミッション、または8速オートマチックボックスを通して、4つのホイールすべてを駆動します。
Q5次期型のデビューは、2023年内に予定されています。