アウディ「A4」次期型、偽装されたルーフの秘密とは? ワゴンはPHEV化で最大367馬力

■MLBプラットフォームのアップデート版を採用、全モデル電動化

アウディは現在、欧州Dセグメント『A4』ファミリー次期型を開発中ですが、ワゴンモデルとなる「A4アバント」市販型の最新プロトタイプをカメラが捉えました。

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アウディ A4 アバント 改良型 プロトタイプ スパイショット

豪雪のスカンジナビアでキャッチした2台のプロトタイプですが、どちらも厳重なカモフラージュが施されています。

ですが、ナンバー「297」は後部ドアとリアゲートに高電圧のステッカーが貼られています。一方ナンバー「425」の方は、リアフェンダー上部に、黒いプラスチック版で隠された充電ポートを配置、反対側の燃料口を隠すことにより、顕著にしています。

フロントエンドでは、薄くワイドな新グリルを装着、下部バンパーには台形の開口部も見えるほか、最終的には進化したヘッドライトや垂直エアカーテンも加わるでしょう。

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アウディ A4 アバント 改良型 プロトタイプ スパイショット

側面では、エッジの効いたショルダーラインと新設計のフラッシュマウントドアハンドルを装備、緩やかに傾斜したルーフラインも確認できます。

注目は偽装されたルーフで、このプロトタイプが巨大なパノラマガラスルーフ、あるいはソーラーパネルルーフを採用している可能性があるといいます。

リアエンドでは、暫定的なデュアルエキゾーストパイプとテールライトを装備、後者の形状は現行型よりスリムなデザインを採用することを示唆しています。

キャビン内では、独立したデジタルインストルメントクラスターと、フローティングインフォテインメントシステムを搭載するほか、新設計されたステアリングホイール、スリムなエアベント、Q4で見られる最新シフターを備え、刷新されたセンターコンソールも期待できるでしょう。

次期型では、「MLB」プラットフォームのアップデート版を採用、全モデルが電動化されマイルドハイブリッドを提供。プラグインハイブリッドは、2.0リットル直列4気筒ガソリンターボエンジン+電気モーター、17.9kWhのバッテリーパックを搭載、システム合計最高出力299psと367psのラインアップが予想されます。

次期型A4、およびA4アバントの登場は、2023年後半となりそうです。

(APOLLO)

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アポロニュースサービス代表取締役。1965年東京生まれ・世田谷区在住。通信社を経て1996年に独立、レンタルポジ&ニュース配信会社アポロニュースサービスを設立した後、2016年にはカーメディア「Spyder7」編集長に兼任、多数のメディアへ新車スパイショット配信も手掛けております。
通信社入社と同時に新車スクープに関わり、これまで35年間、新型モデル開発を追い続け、現在は新車スクープ原稿を年間800本以上執筆、日本で一番新車スクープ記事を書く男としてギネス申請中!?
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