ブリヂストンの新世代エコタイヤ「NEWNO(ニューノ)」もうすぐ発売。低燃費性能、ウェットグリップ、ロングライフ性能を高次元で両立

■従来品の「NEXTRY(ネクストリー)」からトータル性能を大幅に向上

ブリヂストン ニューノ
ブリヂストンの新プレミアムブランド「NEWNO」

2022年12月23日(金)、ブリヂストンは新ブランドの「NEWNO(ニューノ)」を、2023年2月1日(水)より発売すると発表しました。

「NEWNO」は、「REGNO(レグノ)」「ALENZA(アレンザ)」などに続くプレミアムブランドであり、安心・安全と低環境負荷を実現する新シリーズになります。発売サイズは135/80R13 70S~235/40R18 95W XLの全65サイズ。価格はオープンプライスです。

新カテゴリータイヤの「NEWNO」は、ワンランク上の基本性能と高いロングライフ性能を特徴としています。また、プレミアムブランドのタイヤに搭載されている技術が採用され、低燃費性能とウェットグリップ性能、ロングライフ性能を高い次元で両立しているそう。

こうした諸性能は、通常は相反する関係にあるため、バランスの良いタイヤといえそうです。

ブリヂストン ニューノ
ウェット性能、ロングライフ性能の向上、幅広いサイズ展開が特徴

技術面では、シリカ高配合ゴムが採用され、同社独自のタイヤ接地面を可視化する計測技術「ULTIMAT EYE」(アルティメット アイ)を使い、タイヤのパターンと形状を最適化。これらにより、理想的な接地形状、接地圧を実現したとしています。

ブリヂストン ニューノ
「NEWNO」のトレッド面

低燃費ベーシックタイヤと位置づけられていた従来品の「NEXTRY(ネクストリー)」と比べると、燃費性能を維持しつつ、ウェットブレーキ性能を8%、摩耗寿命を14%、耐偏摩耗性能も6%向上。また、軽自動車、コンパクトカー、セダン、ミニバンまで幅広い車種に対応する幅広いサイズ展開も美点です。

さらに、タイヤ性能の向上に加え、タイヤのカーカス(タイヤの骨組み)とベルト(タイヤの補強帯)を異なる商品間で共有し、開発や製造工程が効率化されたのも特徴といえるでしょう。

ブリヂストン ニューノ
タイヤに求められる各種性能が引き上げられている

また、トレッド部分(タイヤの表面)で性能をカスタマイズ、差別化する「Bridgestone Commonality Modularity Architecture(BCMA)」の採用により、ユーザー層に合わせたタイヤを提供できるようになったのも「NEWNO」の美点です。

(塚田勝弘)

この記事の著者

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塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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