■こだわりのボディカラー
「私、ずっと思っていたことを言っていいかな。マツダのクルマって色がキレイだよね?」
さすがは、カラーにこだわりを持つ彼女。言っていることは“まさに”で、マツダのカラーリングは特徴的だ。
それを最初に印象付けたのは「ソウルレッド」という赤。ちなみにその赤は、当初は「ソウルレッド・プレミアムメタリック」だったが、2代目CX-5がデビューしたタイミングで、より深みを増した「ソウルレッド・クリスタルメタリック」へと進化している。
野球チーム「広島カープ」のヘルメットもソウルレッドで塗られている…というのは余談すぎるけれど、一時期は街で見かけるマツダ車が赤ばっかりだったほどだ(最近は減ったけどね)。
その後、“マツダらしいこだわりの色”の第2弾として「マシーングレー・メタリック」を追加し、「ポリメタルグレー」やボクのCX-8のカラーでもある「プラチナクォーツ・メタリック」も登場。
昨年末に追加された「ジルコンサンドメタリック」は一歩間違えれば軍隊のクルマの色みたいだけど、アウトドアブームも手伝って人気上々みたいだ。
●クルマに負けないように
「どれも特徴的な色だよね。街の風景から浮いちゃうほど派手なわけじゃないけど、個性があって印象に残る気がする」(彼女)
「『カラーも造形の一部』というのがマツダの思想なんだとか。個性的だけど個性的すぎるんじゃなくて、さりげない個性なのがいいと思うな」(ボク)
この「プラチナクォーツ」だって、一見したところ“パールをたくさん含んだホワイト”っていう印象かもしれない。だけど、控えめな華やかさとたっぷりの上質感で、クルマがより高級に見えるのは気のせいじゃないはず。
「ただね、クルマがお洒落すぎると私も大変なのよ。だってクルマに負けないようにオシャレしないといけないでしょ?(笑)」
そんな冗談半分の彼女の言うことは、実は今のマツダ車の多くに当てはまることなのかも。クルマがお洒落すぎるから、マツダ車だとちょっとコンビニへ行くだけでもダラっとした格好で乗るのははばかられるというか…。
まあ、彼女はいつもオシャレだから関係ないけれど。
(文:工藤 貴宏/今回の“彼女”:花岡 咲/ヘア&メイク:長谷川 さほ/写真:ダン・アオキ)