■Cクラスと同じ「MRA-2」プラットフォームを採用、パワートレインを共有
メルセデス・ベンツが開発を進めている、次世代オープンモデル「CLE」市販型の最新プロトタイプをカメラが捉えました。
メルセデス・ベンツは現在、ラインアップの簡素化を図っており、「Cクラス」および「Eクラス」のクーペ/カブリオレの合計4台に代わる「CLE」クラスの導入を目指しています。
捉えたプロトタイプは、コンバーチブルバージョンであり、これまででもっともカモフラージュが削ぎ落とされています。
ヘッドライト形状、バンパーエアインテークなどCクラスとは異なり、「SL」と似たデザインが見られますが、純粋なパフォーマンスよりも快適性に重点が置かれているため、SLほどアグレッシブとはならないはずです。
またルーフラインは傾斜し、リトラクタブルソフトトップも確認できます。リアエンドでは、カップ型のグラフィックを持つLEDテールライトが見てとれるほか、リアウィンドウの下にはサードライトバーが配置されています。
キャビン内では、3本スポークの多機能ステアリングホイールを装備。その奥には、ワイドなデジタルインストルメントクラスターがあり、現行「Cクラス」と同様のレイアウトが確認できます。インフォテインメントスクリーンは縦長のレイアウトで、センタースタックに角度を付けて配置されています。
この画像は、先日捉えたクーペバージョンの車内の様子ですが、カブリオレもレイアウトを共有するはずです。
市販型では、Cクラスと同じ「MRA-2」プラットフォームを採用。これにより、両モデルで同じパワートレインを共有できます。
おそらく、最高出力258ps・最大トルク400Nmを発揮する2.0リットル直列4気筒ターボチャージャーエンジンを搭載し、トップモデルには電動化された2.0リットル直列4気筒ターボチャージャー搭載のAM「CLE 63」も導入されることが濃厚です。
CLEのワールドプレミアは、2022年内と予想されていますが、カブリオレが同時発表かは不明で、今後派生ワゴンとなるシューティングブレークの登場も噂されています。