「近い将来、ビュイックの生産モデルに影響を与える」。GMがビュイック次世代スポーツセダンを示唆

■パワートレインは、バッテリー駆動に

米国が感謝祭で七面鳥ディナーの準備に忙しい中、GM Motors Designは公式インスタグラムにて、ビュイックの次世代コンセプトセダンのティザーイメージを初公開しました。

ビュイック ティザーイメージ
ビュイック 次世代サルーン ティザーイメージ

ビュイックは、GMが展開するブランドの一つで、シボレーより上位ブランドに位置づけられています。

ビュイック ワイルドキャット_005
ビュイック ワイルドキャット

公開されたティザースケッチは、今年始めに公開された「ワイルドキャットEVコンセプトカー」に酷似していますが、2+2クーペではなく、実用性の高いスポーツセダンのように見えるのが特徴です。

このインスタグラムに投稿されたスケッチは、2012年7月からGMのシニアクリエイティブデザイナーとなっているアーロン・リッグス氏により作成されています。

同氏は、2012年にビュイック・アビスタ・コンセプトのオリジナルスケッチとスケールクレイモデルを開発、2016年にはキャデラック・エスカラ・コンセプトのリードエクステリア・デザイナーを務めています。

ワイルドキャットEVコンセプトは、ビュイックの将来のデザイン言語のプレビューであり、「近い将来、ビュイックの生産モデルに影響を与える」特徴的なドアを備えています。また新しい赤いセダンのコンセプトスケッチと同様に、角張ったフロントエンド、鋭いキャラクターライン、極薄のヘッドライト、台形のグリルを装備しています。

コンセプトのキャビン内では少なくとも2つのデジタルスクリーン、スリムなダッシュボード デザイン、特徴的ヘッドレストを備えたコックピットスタイルのシートが備わっていますが、赤いセダンのコンセプトには、インテリアのプレビューはされていません。

このスケッチが、ビュイックの本格的なセダンコンセプトを予告しているのか、それとも近い将来の生産モデルを予告しているのかは不明です。もし生産モデルならば、ビュイックが2020年代の終わりまでにEVブランドになるため、パワートレインは、バッテリー駆動になるということになると予想されます。

(APOLLO)

この記事の著者

APOLLO 近影

APOLLO

アポロニュースサービス代表取締役。1965年東京生まれ・世田谷区在住。通信社を経て1996年に独立、レンタルポジ&ニュース配信会社アポロニュースサービスを設立した後、2016年にはカーメディア「Spyder7」編集長に兼任、多数のメディアへ新車スパイショット配信も手掛けております。
通信社入社と同時に新車スクープに関わり、これまで35年間、新型モデル開発を追い続け、現在は新車スクープ原稿を年間800本以上執筆、日本で一番新車スクープ記事を書く男としてギネス申請中!?
続きを見る
閉じる