目次
■アルトに見る、造り手の機能性第一主義
アルトのユーティリティ・後編です。前編では運転席周辺を中心に見てきましたが、後編は室内外全体の使用性を検証してみます。
そして、おしまいの方では、最廉価版・Aにしかない、めずらしいものを並べてみました。
●室内空間
・前席シート
ヘッドレストを一体化した、いわゆるハイバック型。
目にうるさいヘンなラインや縫い目がなく、やさしい曲面で身体を受け止めます。この、曲面だけでという見てくれは、かなり無理して見れば、1988年・5代目S13シルビア前期のシートを思わせます。
ヘッドレスト部が妙に前傾して見えますが、後頭部を前に押しやることはなく、着座すれば頭部、上半身、下半身とも自然な姿勢を保つことができました。ヘタな設計のシートには、ヘッドレストが後頭部を傾けさせたり(ほら、●●ちゃんにあやまりなさい! と母親に頭を下げさせられるときのように)、逆にヘッドレストと後頭部が一切接触しないほど離れ気味になるクルマがありますが、見た目とは裏腹に、きちんとした着座感を抱かせてくれるのは立派。基本形状は旧型と同じのようです。
・後席シート
背もたれ、座面とも、身体に触れる部分はまっ平ら! これぞほんとのベンチシートです。背もたれにリクライニングも分割機構もなく、荷室拡大のための可倒ヒンジがあるだけ。座ればそれなりにクッションしろがあり、長距離はともかく、街乗りコミューターのシートの役は果たしてくれるでしょう。
ヘッドレストはハイブリッドX、Lのアップグレードパッケージ車に標準で、他の機種では差し込み穴が用意されているだけ。ご入用な方は販社オプションリストからどうぞ(1個9130円。)。
●空調/オーディオ
・マニュアルエアコン
すべて人間の手で行うマニュアル式で、風量調整以外は、ダイヤルを動かせば裏から「ガフッ、ガフッ」という動作音が聞こえるワイヤーorリンク式。いまのオートエアコンではサーボモーター式となりますが、これが故障すると、修理費用何万円…そんな心配と無縁なのもいいところです。マニュアル式なら、ワイヤーが切れ、リンクが割れたとしても(たいていプラスチック)、いざとなれば割りばしと毛糸で応急処置できるかもしれないほど簡便な造りだからです。
3つのダイヤルで構成されるこのパネルは、目で見てわかると同時に、見なくても操作できるという点で、使用性に優れたものでした。クルマの空調なんて、この程度でいいのだ。
要望は、くもり止め(デフロスター)に「USE WITH」と外気導入併用を促すくらいなら、吹出口選択からデフロスターを追い出し、内外気切替を「内気循環-外気導入-外気導入/デフロスター」にして独立させてほしいことで、身体への送風とガラスへの送風を別経路にすれば、夏場の上半身送風とガラス送風が両立できてありがたい。裏側の配風構造を一変させる必要があるでしょうが、ぜひお願いいたしたく。
<換気性能>
方法はいつもと同じで、高速道路で走行風圧(ラム圧)による外気導入量を見る…各ダイヤル、レバーを「上半身送風」「外気導入」「ファンOFF」にし、80km/h、100km/h走行時の自然風導入量が、ファン全風量8段階のうちのいくつあたりに相当するかを推し量るというもの。ご想像どおり、あくまでも筆者の感覚によるもので、自動車メーカーの実験部にしてみれば、これほど迷惑なものもないでしょう。
で、結果は…、
【80km/h時】
ファン風量全4段階のうちの、以下それぞれの状態で次の風量に相当。
・全窓閉じ:0.65
・運転席窓10mm開:0.1~0.2
・助手席窓10mm開:0.1
・両席窓開10mm開:0.1~0.2
【100km/h時】
・全窓閉じ:0.1
・運転席窓10mm開:0.3
・助手席窓10mm開:0.3
・両席窓開10mm開:0.3
前回のワゴンRスマイルも0.1~0.2あたりを推移していましたが、あちらはオートエアコン付で、全風量8段階のうちのいくつというものでした。こちらアルトも似たような数字ですが、全4段階のうちのいくつという計り方なので、相対的に導入量は多めということができますが、過去のトヨタ車に比べれば、数値上も感覚のうえでもまだまだ少なめ。考えられる理由はいくつも頭に浮かびますが、できればもうちょい自然に入る量が増えればいいと思います。
最近の軽自動車はいっちょまえになり、クーラーを入れたときのパワーの落ち込みは、しばらく前のものより少なく、それでいてよく冷えるようになりました。ここ30年ほどでクーラー冷媒(通称・エアコンガス)はフロン12からフロン134aに代わり、ここ数年でHFC-1234yfになろうとしています。新しくなるほど、厳密には効きの性能は下がるといわれており、実際いまのクーラーは、風に手を当てたときの「ヒヤッ!」「夏!」という感じはフロン12時代にはおよばないのですが、暑さにめっぽう弱く、クーラー性能の低さに敏感な筆者さえ、満足する性能だったので、夏嫌いのひともご心配なく。
・バックアイカメラ付ディスプレイオーディオ
アルトは全車2スピーカー付きのオーディオレス仕様。収まりのいいオーディオがほしいひとは全方位モニター付orバックアイカメラ付のディスプレイオーディオ装着車を選び、見映えよりも好みのナビorオーディオを優先したいひとは車外品を選べばよろしい。
今回の試乗車についていたバックアイカメラ付ディスプレイオーディオは、モニターは7インチ、AM/FMラジオ、USBポート(通信用)、Bluetooth対応でスマートホン連携機能付。オーディオ機能ばかりではなく、このモニターで車両設定も可能で、他に車両警告、燃費、平均車速のほか、潤沢に揃う壁紙を背景に時計表示も行うなど、ここではとても書ききれないほどの多彩な機能、表示を持っています。下で代表的なものだけをお見せします。その他は文頭のほうにある【すべての画像を見る】画像ギャラリーをごらんください。
・ステアリングスイッチ
ディスプレイオーディオの操作は、画面横のタッチスイッチのほか、ハンドルスポーク左のステアリングスイッチででも可能。何もない右スポークの写真もふたたび載せておきましょう。
・アンテナ
どこもかしこもシンプル志向で、ヘンに凝っている部分がないぶん、クルマ全体に使いやすさを感じるアルトですが、アンテナ配置には造り手のやさしさが表れています。
筆者は、ゴンドラ駐車場や洗車機に入れる際にたたむとき、わざわざ外に出なければならないのと、そもそも「サザエさん」に出てくる磯野波平の頭の1本毛みたいなのが嫌で、短めのフレキシブルアンテナのルーフ後方中央配置を好まないのですが、アルトの場合はそのアンテナが運転席ルーフ上にあります。
ルーフサイドからまだいくらか中央に寄っているので、座ったままヒョイと手が届くほどでもないのですが、それでも後席上にあるよりははるかにまし。それにちゃんと前後に倒れます。どこのクルマか忘れましたが、後ろではなく、前にしか倒れないという奇妙奇天烈なクルマもありますな。
●室内の収容スペース
・インパネトレイ
細長いので丈のあるものを置くことはできません。資料写真では薄めの手帳的なものを置いて説明していました。走行中にものを置くのは、すべったり音を立てたりなどで落ち着かないのでおすすめはしませんが、向こう側が下がる傾斜がついているので、走っている間もものが落ちることはなさそうです。
・インパネセンターポケット
ただのすき間に見えそうなこの部分もポケットになっています。資料ではスマートホン置き場として説明していました。左側に12Vアクセサリーソケットを併設(後述)。携帯機器を置くスペースにしておきながら、電源は遠くに置くという、気の効かないクルマが多かったものですが、最近は少なくなりました。
・グローブボックス
いまはどのクルマもそうですが、インパネ内部に押し込む機構(安全デバイスのコントロール基盤、車両全体のコントロール基盤、空調、エアバッグなど)が増え、インパネの奥行きも増えました。その影響で、インパネ奥行きの印象ほど、グローブボックスが大きくないのは仕方なしと見るべきでしょう。もっとも日産などは2000年代初頭あたりから、空調ユニットをセンター側に押しやり、グローブボックスを本当にボックス状にし、バルクヘッドすれすれまでの奥行きを持つものにしています。それゆえにエアコンのフィルター交換ほか手入れがなおしにくくなり、故障時の修理が大がかりになるという副産物もついてきましたが…
・ショッピングフック
グローブボックス右下には、コンビニエンスでの袋をぶら下げ、ごみ入れとして使うのによさそうなフックが。すぼまったボックスふたの最下部右にあるので、教えられなければ新車から廃車まで気づかないままというひとも出てきそうです。それだけにたまたま発見したときは、うれしくなるやも知れません。耐荷重1kgです。
・センターロワポケット
どうやら旧型アルトから使いまわした気味があるポケット。小さめのバッグを入れるのにいいかな。
・フロアコンソールトレイ
新旧ともインパネシフトであることを活かし、シフトレバーの跡地にはもの置きを設置。旧型はドリンクホルダーだったようですが、新型ではセンターロワポケットギリギリまで迫る平面トレイにしてあります。割と深めで、ティッシュの箱が置ける他、ちょい大きめのバックを置いておくのにもいいでしょう。サイドウォークスルーで身体を横すべりさせるとき、靴底の土を落としたりしないよう注意!
・ドアポケット
スピーカーがあるのと、長さ、厚みもほどほどなため、そうかさばるものは入りません。かつてここは道路地図帳の住みかでしたが、ナビの普及でクルマに地図を常備するひとも少なくなったため(だと思う)、ドアポケットも小さめになりました。
・ラゲッジアンダーボックス
荷室床下にももの入れが。といっても、ジャッキはあるわ、パンク修理キットがあるわで、ユーザーが自由に使えるスペースはほどほどです。
これだけ深いもの入れがあるのは、実はスペアタイヤがないため。だからパンク修理キットなのですが、パンク時の面倒さを思うと、スペアタイヤへの交換のほうが早くて確実だと思います。パンクの確率が減り、廃車まで使わずじまい、ならば廃止して修理キットにした方が軽量化にかなうなどの理由で消えつつあるスペアタイヤですが、本当にそうでしょうか? これらとのトレードオフで片づけるには、パンク時の心理的・作業的ダメージは大きすぎます。
・ドリンクホルダー
いわゆるミニバンなら乗車定員の倍の数ほどあるドリンクホルダーですが、アルトは運転席、助手席用にインパネ両脇にひとつずつ、後席用はセンターコンソール後端に2つ備えています。合計すると乗車定員ぶんの4つ。ひとりひとつずつ、仲良く使いましょう。
●電源各種
・アクセサリーソケット
従来からの12Vアクセサリーソケットを、センターロワポケット内にひとつ。12Vの120Wなので、120÷12で容量は10Aまで。キーがACCまたはONのときに使用可。
右にあるふたつのダミーふたは、シートヒータースイッチの設置スペース。そのシートヒーターは、4WD全車、運転席、助手席に標準。FF車はややこしくて、ハイブリッドXと、L・アップグレードパッケージ車は運転席・助手席に標準、ハイブリッドSとLは運転席のみ標準装備となっています。このアルトAのFFはどちらにもつきません。
・USB端子
ハイブリッドXのディスプレイオーディオ/カメラパッケージ装着車にのみ、USB電源が標準で1個…じゃなくて2個サービス。そのいっぽう、他のクルマはただの1つもついてきません。したがって、多くのアルトではUSB電源部は写真のようなダミーふたとなります。
●トランクルーム
車両外形から想像つくとおりの容量、形で、ここがこうであればという点はありません。乗員スペースは広く、ことに後席はハイト型ではないアルトでも余裕を残して足を組めるほどです。エンジンルームをそれなりに確保し、乗員スペースに多くを割けば、荷室は成り行きで…軽自動車規格が数度の変遷をたどる中、実際には荷室も少しずつ大きくなっているのでしょうが、アルトの荷室スペースは、550cc末期の軽自動車と変わらない印象です。より多くの荷物を載せたければいっそハイト型を選びなさいというのでしょう。アルトはスペースが最小限であることをわかった上で買うべきです。
荷室サイズは写真のとおりです。
強いて希望を挙げれば、後席シートバックが5:5で分割できればというくらい。実は新型アルトのリヤシートバックは全車一体式で、分割で倒れるクルマはありません。分割シートを見る都度、3人乗車時で長ものを積むことなんてあるものかいと思っていたのですが、荷室奥行きのないクルマの場合、例えば買いものかごのような、シートバック幅半分の寸法なのに奥行きはあるというものを積むときには、背もたれのちょい向こう押しが片側だけですむという利点があることを、筆者はいまの旧シエラで知りました。分割タイプもあればあったほうがいいかな。
それにしても操作がシンプルなのは魅力で、荷室拡大でリヤシートバックを倒しても、多少テーパー(勾配)がつきますが、ほぼフラットになるのがいい。いまの旧ジムニー、スライド機構付きだったティーダも、背もたれを倒せば、座面と背もたれ、ふたつの厚みぶんの段差が生じます。段差はないほうが使用性はいいに決まっています。
いつものように、ティッシュ箱を並べた荷室写真を撮っておきました。
いまこの記事をごらんになっているあなたの横に転がっているティッシュ箱と照らし合わせ、お部屋にいたまま疑似的にアルトの荷室寸を実感してもらえれば幸いです。
●整備性
・ランプ交換のしやすさ・フロント
「ライト走行編」で、電球揃いとなるフロント/リヤランプをベタほめしました。光源が切れたらLEDは丸ごと交換で高額になるのに対し、電球式はバルブ交換だけですみ、費用も少額で落ち着くからです。どうせなら工賃を払わずに済ませるためにも交換は自前で行いたいところです。
筆者が前に使っていた日産ティーダは、フロントのスモールランプ交換には、手が入りづらいのと、コネクターが硬かったことから左右計90分かかりました。特に左側は手指が届きにくく、ヨガ並みの格好を強いられたもの。
で、アルトのスモールランプはどうか。エンジンルームがスカスカなおかげで、ランプ裏に手がすぐ到達。コネクターひねりがちょい手間ですが、まわすことさえできればあとは引っこ抜くだけでバルブが顔を出します。早ければおそらく片側30秒でできるでしょう。これはターンシグナルも同様。
いまどきはエンジンルームがぎっしりで、何かのぼろ隠しカバーを外したり、タイヤを左右いっぱいに切ったホイールハウス裏から手をしのばせないと電球交換のできないクルマが増えた中、昔のように、フードを開けライト裏に手を伸ばしだけで作業完結するクルマはそうはないものです。
・ランプ交換のしやすさ・リヤ
同じく「ライト編」で述べたとおり、こちらもすべて電球。
こちらは試しませんでしたが、自前で電球交換を行う場合、バックドアを開けて姿を現すランプ筐体横のボルト2本をはずし、筐体を外した裏のソケットをまわせばいいだけです。ランプ交換だけのために荷室内張り内のボルトを外させたり、ひどいのになるとわざわざリヤバンパー外しまで強要し、電球代よりも作業代のほうがはるかにかかる、「何考えて設計したんだ」と文句をいいたくなるクルマもありますが、アルトはそのようなことはありません。自前でやるには作業が大変。ディーラー任せなら工賃が上がる…クルマを買う際には、できればこのような点まで考慮すると、後々「げっ!」という目に遭う可能性も低くなります。その点、アルトはえらい!
●スペシャル編・何もここまでしなくても…最廉価アルトA専用装備展示会
・未塗装のドアハンドル
まずはそれほどめずらしくないものから。
アルトAに限っては、外観のドアハンドルが未塗装。他機種は車体色と共色になります。スタイリング要請から、いつしかバンパーも、ぶつかるのが本分なのにボディ色が塗られ、損傷時の補修費用がかかるようになっています。むしろバンパーが黒でなければならないSUVが台頭し(これはこれでスタイリング要請なのですが)、市場も以前ほど黒バンパーに対する抵抗がなくなっているでしょうから、どうせならAだけはドアハンドルだけではなく、前後バンパーも未塗装を標準にし、かつ、他機種でもオプションで用意してもよさそうです。
・鉄まる出しのセンターキャップホイール!
アルトは全機種14インチタイヤで、ハイブリッドXはアルミホイールが標準、ハイブリッドSとLはホイールカバーがつき、AはSUZUKIのSマークつきセンターキャップがはめ込まれたシルバー塗装のホイールにとどまります。タイヤサイドとカバーが面一(つらいち)になるのは、縁石にガリガリこするのが心配になるのですが、カバーレスだとその心配も無用。鉄まる出しだっていいじゃないか!
・手動式ドアミラー
アルトはL以上になるといきなり電動格納機構付になりますが、じゃあAでは格納がないだけかと思いきや、電動調整機能そのものがありませんでした。つまり昔のように、鏡面は手で角度調整しなさいということです。したがって、次項の写真を見ればわかるとおり、本来パワーウインドウスイッチ前方にあるはずの調整スイッチはありません。
ただ、ドアミラーにモーターがないだけのため、手で倒して起こした後も、ミラー調整は不要。筐体とミラー角度の相対位置は同じだからです。手動ドアミラー初期のものは一体だったため、起こしたと同時に角度の再調整が必要でした(いっていること、わかるかなあ?)。
それにしても、幼い頃、父親からフェンダーミラー調整にかりだされたことを思い出させてくれた、Aの手動ドアミラーでした。
・何かを忘れているパワーウインドウ
ここから先はめずらしいものを。
「ドア内張り」の項で、「ん? これだけ? 何か足んねえなあ。」と思った方、鋭い!
そう、パワーウインドウの話をすっ飛ばしました。ここに持ってきたためです。
で、何が専用なのかというと、パワーウインドウならあたり前につく「AUTO」の文字がありません。L以上のアルトでは「運転席オート・挟み込み防止機構付」になりますが、アルトAは、運転席なのに運転席以外のドアガラス同様、上げるときも下げるときも、ガラスが止まるまでスイッチを押し続けなければなりません。アルトAだけのためにそこまでやるとは…料金所でお金をやり取りして走りだす際も、ガラスが上がるまで右手をスイッチにやっていなければなりません。どうせならパワーウインドウをやめ、ぐるぐる回しのレギュレーター式にすればよかったのにと思いますが、かえって高くつくのかな。
・リヤドア内張り!
視界がらみのオミット装備はさらに続く!
アルトAのリヤドア内張りをお見せしましょう。
何かが欠けている、めずらしいドア内張りであることに気づいたかな。パワーウインドウのスイッチがない! かといって、ぐるぐるのレギュレーターハンドルがあるわけでもない…つまり、アルトAに限っては、リヤドアのガラスは下がりません。先々代は知らず、少なくとも先代のアルトバンから備わっていた、いや、備わっていなかった装備です。
というわけで今回はここまで。
次回は車両カスタマイズについて言及していきます。
(文・写真:山口尚志・身長176cm)
【試乗車主要諸元】
■スズキアルト A(3BA-HA37S型・2022(令和4)年型・2WD・CVT・シルキーシルバーメタリック)
●全長×全幅×全高:3395×1475×1525mm ●ホイールベース:2460mm ●トレッド 前/後:1295/1300mm ●最低地上高:150mm ●車両重量:680kg ●乗車定員:4名 ●最小回転半径:4.4m ●タイヤサイズ:155/65R14 ●エンジン:R06A(水冷直列3気筒DOHC) ●総排気量:658cc ●圧縮比:11.5 ●最高出力:46ps/6500rpm ●最大トルク:5.6kgm/4000rpm ●燃料供給装置:EPI(電子制御燃料噴射) ●燃料タンク容量:27L(無鉛レギュラー) ●モーター:- ●最高出力:- ●最大トルク:- ●動力用電池(個数/容量):- ●WLTC燃料消費率(総合/市街地モード/郊外モード/高速道路モード):25.2/23.0/26.0/25.8km/L ●JC08燃料消費率:29.4km/L ●サスペンション 前/後:マクファーソンストラット式/トーションビーム式 ●ブレーキ 前/後:ディスク/リーディングトレーリング ●車両本体価格:94万3800円(消費税込み・除くディーラーオプション)