懐かしい!フィアット「600」と「ムルティプラ」、2024年に電動クロスオーバーで復活へ

■両モデルともパンダより大型の電動クロスオーバーに?

フィアットが、大きなインパクトを残した「600」と「ムルティプラ」を、電動クロスオーバーとして復活させる可能性があることがわかりました。

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フィアット 600

フィアットはラテンアメリカで強い存在感を示しており、アルゴ、クロノス、パルスなど、ヨーロッパで販売されていないモデルが複数存在しています。ガソリンを燃料とする前世代500はパンダとともに年数が経過しており、ティーポはVWゴルフの安価な代替品として見られていますが、新型モデルが投入されるかもしれません。

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フィアット ムルティプラ

まず2023年に「600」を復活させることから、そのプロジェクトが動き出すようです。

600は、フィアット最初のリアエンジンモデルとして1955年に発売、以降1969年まで製造された2ドアコンパクトモデルです。

600後継モデルは、第2世代の「CMP」プラットフォームに載せ、ガソリン(プジョーのPureTech)とハイブリッドパワートレイン、ピュアEVのセットアップで提供すると言われており、来年後半にはポーランドで生産に入るといいます。

一方、3列6人乗りとして開発されたのが「ムルティプラ」で、1998年から2010年まで販売されていました。フロントウィンドウの下部とボンネット後端に段差を設け、ハイビーム用ヘッドランプをAピラーの根本付近に配置するクセの強いデザインは、今でも記憶に残っています。

2024年には、低コストのCMPプラットフォームでEVとして販売される予定の、次世代の大型パンダとともに「ムルティプラ」も復活、両モデルともパンダより大型の電動クロスオーバーとなる模様です。生まれ変わるムルティプラは、2024年に廃止される可能性のある「500X」と「ティーポ」に置き換わる存在になると言われています。

そして、最後に伝説的な名前がもうひとつ帰ってくるようです。それは、シトロエン「アミ」です。こちらも2023年にも復活が期待できるといいます。

(APOLLO)

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APOLLO

アポロニュースサービス代表取締役。1965年東京生まれ・世田谷区在住。通信社を経て1996年に独立、レンタルポジ&ニュース配信会社アポロニュースサービスを設立した後、2016年にはカーメディア「Spyder7」編集長に兼任、多数のメディアへ新車スパイショット配信も手掛けております。
通信社入社と同時に新車スクープに関わり、これまで35年間、新型モデル開発を追い続け、現在は新車スクープ原稿を年間800本以上執筆、日本で一番新車スクープ記事を書く男としてギネス申請中!?
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