■X6改良型と共有される新エアインテークなどアグレッシブに
BMWは現在、ミドルクラス・クロスオーバーSUV「X5」改良型に着手していますが、高性能バージョンとなる「Mパフォーマンス」市販型の最新プロトタイプをカメラが捉えました。
ニュルブルクリンクで捉えたプロトタイプは、これまででもっともカモフラージュが削ぎ落とされ、フロントデザインが明らかになっています。
そこには、新設計されわずかに拡大されたキドニーグリル、よりスリムなヘッドライトを装備。X6改良型と共有される新エアインテーク、4本スリットが配置されたJ字型エアカーテンなど、アグレッシブに進化した様子がうかがえます。
リアエンドではLEDテールライトがダミーコンポーネントですが、よりスポーティなクワッドエキゾーストパイプがインストールされていることが確認できます。
キャビン内では、12.3インチのデジタルインストルメントクラスターと、14.9インチのインフォテインメントシステムで構成されるカーブドディスプレイが採用されるほか、合理化されたダッシュボード、改良されたセンタースタック、ミニマリストのシフターも期待できるでしょう。
心臓部には、4.4リットルV型8気筒ツインターボエンジンに、48Vシステムを組み合わせたマイルドハイブリッドパワートレインが搭載されます。これは最近発表されたX7 M60iと同じセットアップで、8速ギアボックスに接続されます。最高出力は530psを発揮、「X5Mコンペティション」では最高出力620psへ向上します。
市販型では「X5 M50i」の後継モデルとなり、X7同様に「X5 M60i」の車名が与えられます。X5改良型のワールドプレミアは、最速で2022年内もありますが、2023年初頭が有力とされています。