BMW「X5」改良型、高性能モデル「Mパフォーマンス」のデザインをキャッチ

■X6改良型と共有される新エアインテークなどアグレッシブに

BMWは現在、ミドルクラス・クロスオーバーSUV「X5」改良型に着手していますが、高性能バージョンとなる「Mパフォーマンス」市販型の最新プロトタイプをカメラが捉えました。

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BMW X5 M60i 市販型プロトタイプ スパイショット

ニュルブルクリンクで捉えたプロトタイプは、これまででもっともカモフラージュが削ぎ落とされ、フロントデザインが明らかになっています。

そこには、新設計されわずかに拡大されたキドニーグリル、よりスリムなヘッドライトを装備。X6改良型と共有される新エアインテーク、4本スリットが配置されたJ字型エアカーテンなど、アグレッシブに進化した様子がうかがえます。

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BMW X5 M60i 市販型プロトタイプ スパイショット

リアエンドではLEDテールライトがダミーコンポーネントですが、よりスポーティなクワッドエキゾーストパイプがインストールされていることが確認できます。

キャビン内では、12.3インチのデジタルインストルメントクラスターと、14.9インチのインフォテインメントシステムで構成されるカーブドディスプレイが採用されるほか、合理化されたダッシュボード、改良されたセンタースタック、ミニマリストのシフターも期待できるでしょう。

心臓部には、4.4リットルV型8気筒ツインターボエンジンに、48Vシステムを組み合わせたマイルドハイブリッドパワートレインが搭載されます。これは最近発表されたX7 M60iと同じセットアップで、8速ギアボックスに接続されます。最高出力は530psを発揮、「X5Mコンペティション」では最高出力620psへ向上します。

市販型では「X5 M50i」の後継モデルとなり、X7同様に「X5 M60i」の車名が与えられます。X5改良型のワールドプレミアは、最速で2022年内もありますが、2023年初頭が有力とされています。

(APOLLO)

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アポロニュースサービス代表取締役。1965年東京生まれ・世田谷区在住。通信社を経て1996年に独立、レンタルポジ&ニュース配信会社アポロニュースサービスを設立した後、2016年にはカーメディア「Spyder7」編集長に兼任、多数のメディアへ新車スパイショット配信も手掛けております。
通信社入社と同時に新車スクープに関わり、これまで35年間、新型モデル開発を追い続け、現在は新車スクープ原稿を年間800本以上執筆、日本で一番新車スクープ記事を書く男としてギネス申請中!?
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