■グリップの低い路面専用のRallyモードが新たに搭載
ランボルギーニは、かねてからティザーキャンペーンを展開してきたブランド初のオフローダー「ウラカン ステラート」を世界初公開しました。
11月には、完成したエクステリアが先行公開されましたが、薄い煙に包まれおり、これが完全初公開となります。
ウラカン ステラートはその車名通り「ウラカン」をベースにボディを1.7インチ(約43mm)リフトアップ。これにより、より多くのサスペンションの移動が可能となっています。
またStradaおよびSportドライビングモード用の新しいキャリブレーションがあり、グリップの低い路面専用のRallyモードが新たに搭載されています。
車高だけでなくトレッドもわずかに拡大。前部が1.2インチ(約30mm)、後部が1.3インチ(約33mm)ワイド化されました。駆動方式はもちろん全輪駆動。
足回りでは、フロントに6ピストンキャリパーを備えた15インチブレーキ、リアには4ピストンキャリパーを備えた14インチディスクを装備。このクルマのために特別に作られた、ブリヂストン「デュエラ AT002オールテレーンランフラット」タイヤが19インチホイールに装着されています。
そのほか、アルミニウム製のアンダーボディパネルが、パワートレインの重要な部分をカバー。ルーフの後ろにエアスクープを配置、フレッシュエアを導入するよう設計されています。フロントエンドでは、大胆なフェンダーアーチとノーズの補助ライトもオフローダーを印象付けています。
パワートレインは、5.2リットルV型12気筒エンジンを搭載、7速デュアルクラッチボックスと組み合わされ、最高出力602ps・最大トルク560Nmを発揮します。またグリップが十分ならば、0-100km/h加速3.4秒、最高速度260m/hの動力パフォーマンスを実現してくれます。
顧客がステラートを満足できない場合、カスタマイズの可能性は「ほぼ無限」であるといい、「Lamborghini Ad Personam」プログラムを通じて、350のエクステリアカラーと6のインテリアシェードが提供されます。
市販モデルは世界市場で1,499台を製造、2023年2月に生産が開始される予定で、価格は後日発表予定だといいます。