■435マイル(700km)のWLTP航続距離とレベル4の自動運転システムをサポート
フォルクスワーゲン(VW)は2022年3月、次世代EV開発プロジェクト「トリニティ」を立ち上げたことを発表、2026年までに新型EVを発売する計画を持っていましたが、ソフトウェアの問題により、2030年に延期された可能性があることがわかりました。
トリニティは、435マイル(700km)のWLTP航続距離を提供し、レベル4の自動運転システムをサポートするように設計され、VWグループの新世代「スケーラブルシステムプラットフォーム」に乗ることが確定しています。
またVWは、2026年のTrinityで始まる次世代EVに対応するために、ヴォルフスブルクの主要工場の近くに20億ユーロをかけ、新たな組立施設を建設する計画を発表しています。
公式発表によるとカーボンニュートラルな工場の建設は来春に開始される予定ですが、その将来は不透明になっているようです。
すでに次世代EVセダンのティザーイメージが公開されており、2026年から、ドイツ・ヴォルフスブルク工場において、生産が開始される予定でしたが、この計画も一時凍結されたという情報が入っています。
VWは現在、パサート セダン後継モデルと噂される「ID.7」(仮称)を開発中で、最速で2022年内の登場も予想されています。市販型は「MEB」プラットフォームを採用するEVで、遅れも心配されますが、最新情報によればこちらは計画どおりデビューする可能性が高いといいます。