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■初代リーフはまだまだ乗れる!
ヴィンテージカーを電気自動車にコンバートする国内のリーティングカンパニー・オズモーターズが、日産の初代リーフのバッテリーをアップグレードするサービスをスタートしました。
対象となるのは、2010年12月〜2017年9月に発売された24kWhおよび30kWhの駆動用バッテリーを標準搭載しているモデル。2代目リーフに標準搭載するバッテリーに交換することで、大切な愛車により長く乗り続けることができます。
国産EVのパイオニア、日産リーフ。初期型はすでに発売から最高齢で12年が経過しており、電池の経年劣化により容量率が低下した車両が増えているようです。
スマホでも、筐体や機能自体にまったく問題はないのに、バッテリー性能だけが劣化してしまった…というユーザーは少なくないはず。そんな時、ぱっと頭に浮かぶ選択肢が「バッテリー交換」です。
●容量率80%以上のリユースバッテリーを使用し、容量もアップ
オズモーターズは、初代日産リーフのバッテリーアップデートプログラムとして、「交換用バッテリーの用意」「バッテリー交換作業」「専用デバイスの追加」「ソフトウェア設定」「車検対応」という、リフレッシュにまつわるサービス一式を提供します。
対象車両は次のとおり。
1. 型式ZE0:2010年12月〜2012年10月生産
2. 型式AZE0(初期/中期):2012年11月〜2015年11月生産
3. 型式AZE0(後期・30kWh登場以降):2015年12月〜2017年9月生産
上記車両のバッテリーを、2代目リーフ(ZE1型)の40kWhもしくは62kWhのリユースバッテリーパック(容量率80%以上)にアップグレードすることが可能となっています。
気になる値段ですが、持ち込み車両により個別見積を取るスタイルとなっています。なお、オズモーターズの資料には「2022年11月現在で40kWhの場合は時価で120万〜160万円、62kWhの場合は200万〜250万円」と参考価格が記されています。
●オススメは40kWhのバッテリーパック
ちなみに、同社によれば62kWhよりも40kWhのバッテリーパックの方が「用意しやすい」「セル落ちした場合でもモジュール交換しやすい」「重量が軽いので走行フィーリングに優れる」という3点からオススメとのこと。
なお、本サービスは「合法改造」となるため届け出等はもちろん必要ですが、車検にも対応。手続きに関しては、オズモーターズによるフルサポートを受けることが可能ということです。見積、支払い、工期などの詳細については同社サイトをご確認ください。
大切な愛車は、できるだけ長く乗り続けていたいもの。ボディやドライブトレインが“健康”そのものなら、内燃機モデルであればエンジンの交換やオーバーホールは当たり前の手段です。
個人的には、断捨離よりも「もったいない精神」の方がサステナブルなのでは?と考える今日この頃。初代リーフのオーナー様におかれましては、一度愛車のリフレッシュについて検討してみてはいかがでしょうか。
(三代やよい)
【関連リンク】
オズモーターズ 日産リーフアップグレードサービス
https://www.o-z.co.jp/works/1279