■フロントバンパーには3本スリットを配置するJ字型のエアカーテンを配置
BMWが現在開発を進める、ミッドサイズクロスオーバーSUV「X6」改良型の最新プロトタイプをカメラが捉えました。
出現したプロトタイプは、これまでで最もカモフラージュが薄く、フロントエンドの最終デザインが見えてきています。
先ずはグリルです。ラジエター前のパネル形状は変わっていないように見えますが、全体のサイズはわずかに拡大されています。ただしM3/M4のような巨大化はされていないこともわかります。
キドニーグリルの側面には、よりスリムになったヘッドライトを配置、上位グレードにはレーザー技術が採用されている可能性があるでしょう。グリルの下部には、新設計されたエアインテーク、3本スリットを配置するJ字型のエアカーテンなど、かなりアグレッシブなデザインが確認できます。
キャビン内でも大きな進化が期待できるといい、ダッシュボードにはi4やiXに見られるような、ブランドの新しいデュアルスクリーン曲面ディスプレイが適用される可能性が高いです。そのディスプレイのインフォテインメントでは、同社の最新のオペレーティングインフォテインメントソフトウェアが搭載されます。
さらに現行型のスタイリッシュな電子ギアシフターを失い、BMW iXに見られる最小限のセレクターを採用する可能性が高いと予想されます。
パワートレインは、現行の直列4気筒、直列6気筒ユニットがアップデートされると思われ、上位モデルの「M Performance」では、新開発された4.4リットルV型8気筒ツインターボ「S68」エンジンを「X7 M60i」から流用。「X6 M60i」では8速オートマチックギアボックスと組み合わされ、「xDrive」を介して4輪にパワーを送り、最高出力は530psを発揮します。
X6改良型のワールドプレミアは、最速で2022年内、遅れれば2023年初頭になるでしょう。