完全なるクーペSUVに進化。BMW「X2」次期型、300馬力の「M」設定へ

■フロントバンパー両サイドにスリット、後部には4本パイプを装備

BMWは現在、コンパクトクロスオーバーSUV『X2』次世代型を開発していますが、その高性能モデルとなる「X2 M35i」と見られるプロトタイプを、カメラが初めて捉えました。

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BMW X2 M35i 市販型プロトタイプ スパイショット

X2次世代型は、現行型と大きく異なるボディシルエットが特徴です。

後部には、傾斜ルーフとハッチを持ち、より高いベルトラインと組み合わされることで、X4に似たスタイリングに進化。「ハイライディングスポーツカー」と言えそうなスタイルを採用する模様です。

フロントエンドでは、より広く、より深いグリルと小さなヘッドライトが見られますが、大型のBMWモデルで使用されているスプリットライトの採用は見送られている様子がうかがえます。

今回2台のプロトタイプをキャッチしましたが、ニュルブルクリンクで高速テストをするナンバー「3463」のプロトタイプは、フロントバンパー両サイドにスリットを配置、より多くの空気を導く必要があること示唆しています。

足回りでは、ワイドタイヤに大型ホイールを装着し、その後ろには大型ブレーキを備えていることがはっきりと確認できます。

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BMW X2 M35i 市販型プロトタイプ スパイショット

リアエンドは、大型のスポイラーをハッチの基部より前方に配置することで、よりアグレッシブに見せています。さらにバンパー下部には、円形のクワッドエキゾーストパイプをインストール。これは通常ピュア「M」モデルで採用されるレイアウトですが、現段階ではその線は考えられておらず、このプロトタイプが高性能「M35i」である可能性が高いです。

キャビン内は、10.25インチのデジタルインストルメントクラスターと、10.7インチのインフォテインメントシステムで構成される曲面ディスプレイなど、先行するX1を踏襲するものとなるはずです。そのほか、ARナビゲーション、インテリジェントパーソナルアシスタント、リモート盗難レコーダーなども装備する模様です。

X2次世代型のパワートレインは2.0リットル直列4気筒ターボエンジンを搭載すると見られ、M35iでは最高出力300ps以上が見込まれます。

X2次世代型のワールドプレミアは、2024年内と予想されています。

(APOLLO)

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アポロニュースサービス代表取締役。1965年東京生まれ・世田谷区在住。通信社を経て1996年に独立、レンタルポジ&ニュース配信会社アポロニュースサービスを設立した後、2016年にはカーメディア「Spyder7」編集長に兼任、多数のメディアへ新車スパイショット配信も手掛けております。
通信社入社と同時に新車スクープに関わり、これまで35年間、新型モデル開発を追い続け、現在は新車スクープ原稿を年間800本以上執筆、日本で一番新車スクープ記事を書く男としてギネス申請中!?
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