■後継モデルは2024年に登場、2026年7月にはよりハードコアな「XX」バージョンを導入
フェラーリは2023年から2026年までのロードマップを制作、その内部資料が流出し概要がわかりました。
同ブランドでは、2026年までに14台以上の新型モデルを発表する予定で、この中には「ラ・フェラーリ」後継モデルとなる新型ハイパーカーが含まれています。
より正確に言うと、後継モデルは2024年のデビューが見込まれており、その2年後の2026年7月には、よりハードコアな「XX」バージョンが導入されるほか、コンバーチブルバージョンも設定されるといいます。
社内コード「F250」と呼ばれるプロジェクトでは、ラ・フェラーリ後継モデルが限定599台生産、XXバージョンは30ユニット限定となるほか、オープンモデルは199台で、合計828台が生産される計画だといいます。
昨年捉えたプロトタイプは、 ラ・フェラーリおよびアペルタをベースとし、根本的に異なるフロント&サイドビューが確認できます。フロントバンパーのコーナーには新設計されたエアインテークを装備、ボンネットにあるエアスクープはほとんど目立たなくなっているほか、サイドのエアインテークもコンパクトかつ新形状となっています。
後部では、センターに設置されていたプランシングホースバッジやフォグランプを備える柱がなくなっているほか、クワッドエキゾーストパイプが上向きとなっていることが確認できます。
ルーフラインは新設計されており、新しいエンジンカバーを装着。足回りではラ・フェラーリがセンターロックホイールなのに対し、プロトタイプは5つのラグナットを備えていることがわかります。
パワートレインは不明ですが、「HY-KERS」に変わる新開発ハイブリッドシステムを搭載するとみられています。ラ・フェラーリが6.3リットルV型12気筒エンジン+電気モーターにより949hpを発揮したことから、後継モデルは1000hpを大きく超えてくる可能性が高いでしょう。