■ラダーフレームから「TNGA-C」アーキテクチャへ変更
トヨタは現在、海外専用ミニバン『INNOVA』(イノーバ)次期型を開発中ですが、そのティザーイメージが公開されました。
初代イノーバは2004年にデビューしました。第2世代となる現行型は2015年に登場、東南アジア、インド、中近東などで販売されている3列7人乗りミニバンです。
第3世代となるイノーバは、3列シートレイアウトを維持、「ハイラックス」ピックアップと共有されていたラダーフレームの代わりに、「TNGA」アーキテクチャが採用されます。
ティザーイメージによると、新設計の六角形グリルが装備され、よりシャープな印象のヘッドライト内部には、ハーフカップ形状のLEDデイタイムランニングライトが配置されていることが分かります。
バンパーには縦基調のコーナーエアインテークが備わり、新しいスキッドプレートも見てとれます。次期型ではSUVの要素も取り入れ、日本ではあまり見られない「硬派」なミニバンに進化する、といったところでしょうか。
TNGA-Cアーキテクチャを採用する次期型ですが、全長が若干ストレッチされると予想されます。
先代のラダーフレームRWDと比較して、ドライビングダイナミクスの改善、最新の安全技術、トランスミッショントンネルの排除とエンジンの横方向配置によるキャビン内の余裕など、多くの利点をもたらすと期待されています。
パワートレインは不明ですが、ガソリンとハイブリッドエンジンが提供され、ディテールオプションは廃止の方向だと言われています。
イノーバ次期型のワールドプレミアは11月と予想され、インドネシアでは「INNOVA Zenix」、インドでは「INNOVA Hycross」のネームプレートを採用すると噂されています。日本では見かけない硬派ミニバンの国内導入はあるのか、今後の動きに注目です。