次期「プリウス」の魅力は燃費だけじゃない。イケてる意匠と2Lエンジンで勝負?

■次期プリウスの先行受注が11月下旬にスタート

次期プリウスのエクステリア(筆者予想)

2022年12月下旬と予想される次期「プリウス」のフルモデルチェンジが迫るなか、各種情報によると11月下旬には早くも先行受注がスタートするようです。

公道でテスト走行する同車の姿が目撃されるなど、その存在が明らかになるにつれて、巷では次期モデルへの期待が高まっている模様。

現行プリウスのリヤビュー

5代目は、現行の5ドアハッチ仕様に対してスポーティな4ドアクーペになっており、空気抵抗低減による燃費向上のため、車高が現行より50mm以上低いようで、それに伴いルーフの高さがグッと低く見えるのが特徴。

ボディサイズは全幅(1,760mm)、ホイールベース(2,700mm)がそれぞれ拡大され、操安性や居住性の向上を図っている模様で、現行モデルでは別意匠だったPHVモデルも今回からハイブリッド仕様に一本化されるようです。

●フロントマスクに最新のトレンドを導入

次期プリウスのフロントマスク(筆者予想)

フロントマスクには新型クラウンシリーズ「スポーツ」風の“コ”の字をモチーフにしたデイライトが採用されており、ヘッドランプには多眼式LEDタイプを搭載。

細幅のラジエターグリルが左右のヘッドランプ間を繋いでおり、ロアグリルはbZ4X風の意匠になっているようです。

次期プリウスのサイドビュー(筆者予想)

サイドビューではフードパネルとフロントウインドシールドの面角度がほぼ同一で、かなりスポーティーな佇まいになっており、大きく後傾したAピラーが目を惹きます。

次期プリウスのリヤビュー(筆者予想)

またリヤドアハンドルがCピラーに移設されたことにより、見た目にスッキリとした印象で、前後ホイールアーチには新型クラウンと同様に樹脂製のフェンダーガードが装着されるようです。

一方、リヤ廻りには近年トレンドの細幅LED式テールランプを装備しており、黒色に塗り分けられたダックテール状のボディ後部がスポーティさを強調。ライセンスプレートはトランクリッドからリヤバンパー内に移されています。

●エンジン排気量を1.8L→2.0Lに拡大?

プラットフォームについてはノア/ヴォクシーへの採用で熟成が進むTNGA「GA-C」を採用。

TNGA「GA-C」プラットフォーム

サスペンションは前ストラット、後ダブルウィッシュボーンを継承しており、スポーティなフォルムに相応しいハンドリング性能を獲得しているようです。

噂によると、搭載エンジンの排気量が現行の1.8LからレクサスUX用の2.0Lに拡大されている模様で、これにより動力性能の向上が見込まれます。

レクサスUXに搭載のハイブリッド用2.0Lエンジン

ちなみにUX250hに搭載の2.0L直4「M20A-FXS」型エンジンは最高出力146ps/19.2kgmを発生。駆動用モーターや従来比で30%小型化され、出力が15%向上した新開発リチウムイオンバッテリーとの組み合わせにより、WLTCモード燃費40.0km/L台の実現が期待されます。

安全面では、最新機能を採用した先進運転支援システム「トヨタセーフティセンス」を標準装備。

次期プリウスのサイドビュー(筆者予想)

気になる車両価格は290万円(FF)~380万円(E-Four)の範囲で設定される見込み。

このように魅力度を増して登場する新型プリウスですが、12月下旬に発表、2023年初旬の発売が見込まれており、先行受注が11月下旬にスタートすれば、全貌が判明するのも時間の問題となりそうです。

Avanti Yasunori

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Avanti Yasunori

大手自動車会社で人生長きに渡って自動車開発に携わった後、2011年5月から「clicccar」で新車に関する話題や速報を中心に執筆をスタート、現在に至る。幼少の頃から根っからの車好きで、免許取得後10台以上の車を乗り継ぐが、中でもソレックスキャブ搭載のヤマハ製2T‐Gエンジンを積むTA22型「セリカ 1600GTV」は、色々と手を入れていたこともあり、思い出深い一台となっている。
趣味は楽器演奏で、エレキギターやアンプ、エフェクター等の収集癖を持つ。
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