■夏場の車内や屋外での温度を下げてくれる「ラディクール」アイテムに全車対応
日産の新型エクストレイルにも日産モータースポーツ&カスタマイズが手がける、「AUTECH(オーテック)」仕様が用意されています。
現在、エルグランドからルークスまで全8モデルが展開されていて、大型ミニバンから軽自動車まで多彩な選択肢が揃っています。新型エクストレイルもひと目でオーテック仕様と分かるエクステリアに仕立てられています。
お馴染みのドットパターンのフロントグリルは、見る角度を問わず輝いているように映ります。さらに、ドアミラーやボディの下部を取り囲むようにメタル調フィニッシュが配されているほか、ダーククロームのドアロアモールなどが外観を引き締めています。
足元も見逃せません。非常に精緻なスポークが際立つ20インチアルミホイールは、スポークがホイールナットの際まで伸ばされ、サイズ感を強調。
さらに、センターに向かってねじれ面が与えられているため、フロントグリルと同様、見る角度によって表情が移り変わります。ボディカラーは、3つの専用2トーンを含め、全7色展開となっています。
2トーンは、写真の「カスピアンブルー・メタリック/ダイヤモンドブラック」をはじめ、「ステルスグレー・パール/ダイヤモンドブラック」「カーディナルレッド・カラークリアパールメタリック/ダイヤモンドブラック」。
モノトーンは、「ブリリアントホワイトパール・3コートパール」「ダイヤモンドブラック・パール」「カスピアンブルー・メタリック」「ダークメタルグレー・メタリック」を用意しています。
一方のインテリアでは、専用キルティングのブラックレザーシートが目を惹きます。車内全体を黒基調として、アクセントとしてオーテックを象徴するカラーであるブルーのロゴやステッチがシートやセンターコンソールボックスなどに施されています。
●熱を宇宙に放出する「ラディクール」技術をカー用品にも応用
また、新型エクストレイルのプレス向け試乗会には、アクセサリー用品としてラディクールジャパンの「Radi-cool(ラディクール)」を使ったアイテムが紹介されていました。クルマ向けの「カーサイドタープ」「サンシェード」のほか、「ラディクール」の技術を使ったテントも設営されていました。
「ラディクール」とは、世界最先端の放射冷却メタマテリアル技術を使い、太陽光を反射するだけでなく、放射冷却により物体(アイテム)表面の熱を宇宙に放出するという技術。
一般的なサンシェードよりも車内温度を10度以上も下げる効果があるなど、暑い夏場で重宝するアイテムで、すでに発売されています。熱を宇宙に放出するため、CO2対策などにも期待できます。
会場のテントには、ラディクール・テント、一般のテント生地の2つが用意されていて、設置されていた温度計では3℃ほどの違いがあり、暑い日でしたが、ラディクール・テントの方が確かにひんやりと感じられました。
なお、ラディクールジャパンの技術は、帽子やテントなどのアイテムのほか、放射冷却フィルムや塗料にも使われているそう。
クルマ向けとしては、こうしたサンシェードなどだけでなく、塗装にも応用することで、夏場の熱対策(冷房対策も含め)になることも期待されます。
●エクストレイル AUTECH価格
2WD「AUTECH(2列)」:420万5300円
2WD「AUTECH Advanced Package」:484万6600円
4WD「AUTECH e-4ORCE(2列)」:446万7100円
4WD「AUTECH e-4ORCE(3列)」:459万8000円
4WD「AUTECH Advanced Package(2列)」:504万6800円
●ラディクール
カーサイドタープ:3万9600円
サンシェード(ラディクール:タイプC):9900円
ハーフボディカバー(ラディクール:Mサイズ):3万1900円
※適合車種は、専用サイト参照
(塚田勝弘)
【関連リンク】
エクストレイル AUTECH
https://www.autech.co.jp/sv/xtrail_autech/
日産アクセサリー 「Radi-cool(ラディクール)」
https://www.nissan.co.jp/OPTIONAL-PARTS/RADI-COOL/