■次期型でクーペおよびカブリオレが廃止の可能性
BMWのフラッグシップモデル「8シリーズ」が、次期型でクーペおよびカブリオレを廃止し、4ドアクーペの「グランクーペ」のみ販売される可能性が高いことがわかりました。
初代8シリーズ「E31」型は1990年に登場、1999年まで販売されました。その後2018年に復活、第2世代へとバトンタッチされ、現在のラインアップは、2ドアカブリオレ(G14)、2ドアクーペ(G15)、4ドアクーペ(G16)となっています。
現行型8シリーズでは、2022年はじめにLCIモデル(フェイスリフト)が投入されており、2025年には3代目へ世代交代が期待されています。
しかし、クーペとカブリオレは廃止される可能性が高く、4ドアクーペのグランクーペのみ残るといいます。また、ガソリンとディーゼルは導入されず、フルエレクトリックモデルのみの設定が予想されています。
現在BMWは、「Neue Klasse」と呼ばれるEV専用プラットフォームに取り組んでいますが、NEアーキテクチャで8シリーズを構築するには時期尚早とみているようです。コードネーム「G77」と呼ばれる8シリーズグランクーペ次期型は、現行型ICE搭載モデルで採用されている後輪駆動ベースの「CLAR」プラットフォームを使用するとみられます。
次期型は2026年から生産開始となっており、来年発表予定のEV「i5」と、すでに発表されている「i7」の間を埋めるモデルになりますが、市販型の車名には「8」という数字が入ると予想されます。