ロイヤルエンフィールドの新型「スクラム411」は、街とオフロードを快適に走る新感覚アーバン・スクランブラー

■街やアウトドアで扱いやすい411cc・単気筒を搭載

1901年にイギリスで誕生し、世界最古のモーターサイクルブランドとして知られるロイヤルエンフィールドが、アーバン・スクランブラーという新感覚のニューモデル「スクラム411」を日本で発売することを発表しました。

ロイヤルエンフィールドの新型スクラム411日本発売
スクラム411のMid(スカイライン・ブルー)

2022年3月に発表され、インドなどで先行発売されているこのモデルは、同社のアドベンチャーモデルで高いオフロード走行性能を誇る「ヒマラヤ」がベース。

扱いやすい排気量411cc・単気筒エンジンを搭載し、市街地などの舗装路を軽快に走るストリートスクランブラー的スタイルと、未舗装路で高い走破性を発揮するアドベンチャーモデルの要素を合わせ持つことが特徴です。

日本では、2022年11月1日(火)より発売が開始されます。

●アドベンチャーモデルのヒマラヤがベース

日常の通勤・通学や買い物から、休日のアウトドアまで幅広く対応するアーバン・スクランブラーという新ジャンルのバイクがスクラム411です。

ロイヤルエンフィールドの新型スクラム411日本発売
スクラム411のBase(グラファイト・イエロー)

ベースとなったのは、前述の通り、アドベンチャーモデルのヒマラヤで、元々定評があるラフロードでの高い走破性に加え、市街地での軽快なパフォーマンスも発揮できるようなバイクに仕上げられています。

パワートレインには、フューエルインジェクションを採用した排気量411ccの空冷単気筒SOHC4ストロークエンジンを搭載。最高出力24.3馬力・最大トルク3.26kgf-mを発揮し、細い路地も多い日本の市街地から、高速道路などでの長距離走行、山道などのアウトドアまで、幅広いシーンで扱いやすい特性を実現しています。

車体には、ヒマラヤと同様、フレームのスペシャリストである英国ハリスパフォーマンス社が開発したシャシーを採用し、クラス最高峰の200mmという最低地上高を確保することで、オフロードにおける高い走破性を実現。

ロイヤルエンフィールドの新型スクラム411日本発売
ベースとなったアドベンチャーモデルのヒマラヤ

また、シート高795mmなどによる良好な足つき性も両立し、渋滞時などに足を頻繁に着くことも多い、日本の市街地走行にも十分に対応します。

●フロント19インチホイールを装備

ホイールには、ベースモデルのヒマラヤがフロントに21インチを採用するのに対し、スクラム411ではフロント19インチ、リヤ17インチを採用。悪路での走破性とオンロードでの快適性を合わせ持つセッティングが施されています。

ロイヤルエンフィールドの新型スクラム411日本発売
スクラム411のPremium(シルバー・スピリット)

足まわりでは、フロントフォークに直径41mm、ストローク量190mmの正立式テレスコピックサスペンション、リヤサスペンションにはストローク量180mmのリンク式モノショックを標準装備。

前後ブレーキにはデュアルチャンネルABSも採用することで、安定した制動性能を誇ります。

ロイヤルエンフィールドの新型スクラム411日本発売
スクラム411のMid(ブレイジング・ブラック)

さらに、ライディングポジションは人間工学に基づいて設計。ライダーがシートに座り手を伸ばすと、自然な位置にあるハンドルバーなどにより、ライダーの集中力を高めながら、リラックスした乗車姿勢を実現しています。

ラインアップには、それぞれグラフィックのデザインなどが異なる「Base」と「Mid」「Premium」といった3グレードを設定。ボディカラーには全7色を設定しています。

【価格(税込)】
・Base(グラファイト・イエロー、グラファイト・レッド、グラファイト・ブルー) 83万8200円
・Mid(スカイライン・ブルー、ブレイジング・ブラック) 84万5900円
・Premium(ホワイト・フレーム、シルバー・スピリット) 85万3600円

(文:平塚 直樹

この記事の著者

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平塚 直樹

自動車系の出版社3社を渡り歩き、流れ流れて今に至る「漂流」系フリーライター。実は、クリッカー運営母体の三栄にも在籍経験があり、10年前のクリッカー「創刊」時は、ちょっとエロい(?)カスタムカー雑誌の編集長をやっておりました。
現在は、WEBメディアをメインに紙媒体を少々、車選びやお役立ち情報、自動運転などの最新テクノロジーなどを中心に執筆しています。元々好きなバイクや最近気になるドローンなどにも進出中!
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