■開発コード「F167」、6.5リットルV12+モーターで900馬力
フェラーリが開発中と見られる新型スーパーカーをカメラが初めて捉えました。
捉えたプロトタイプは、V8エンジン搭載「ローマ」のテストミュールで出現、ノーズとボンネットがローマより長く、ボディがワイド化されているほか、前輪とドアの間に余分な金属があるように見えます。おそらくこのプロトタイプが、より大きなエンジンに対応するためと思われます。
フロントバンパー両サイトには、大型のエアインテークを備えているのも確認できます。
フェラーリでは、新型モデルを別モデルのボディの下で開発することが多く、最近ではプロサングエ開発車両がマセラティ「レバンテ」のボディで開発されていたのも記憶に新しいですね。
開発コード「F167」と呼ばれる新型モデルは「812スーパーファスト」後継モデルと見られ、ローマより長いホイールベースとワイドなトレッドを備えるはずです。
市販型では、ローマで最初に使用されたスケーラブルアーキテクチャを採用、パワートレインはプロサングエと同じ6.5リットルV型12気筒エンジンを搭載。
この新しいモデルが、296 GTBやSF90のようなフルハイブリッドパワートレインを搭載するのか、それとも単にマイルドハイブリッドパワートレインを搭載するのかは不明ですが、電気モーターを積むことは濃厚で、最高出力は900psとも噂されます。
812後継モデルのワールドプレミアは2023年内と予想されています。同ブランドでは完全にEVにシフトするまで、可能な限りV12エンジンにこだわりを見せていますが、これが最後のフェラーリV12エンジン搭載モデルとなる可能性が高いとみられます。