■最も強力なバージョンでは最高出力70ops以上。「ターボ」と「ターボ S」をラインアップ
ポルシェが開発中のブランド初エレクトリックSUV、「マカンEV」市販型プロトタイプをビデオが捉えました。
ニュルブルクリンクで捉えた2台のプロトタイプのうち1台には、ワイド化へのテストでしょうか、巨大なプラスチック製のホイールエクステンションを装着し迫力が増しています。
フロントエンドではスリム化されたヘッドライトが見え、物理的なグリルがなく、エアインテークが低いです。
ルーフラインもマカン現行型よりも低くクーペのようで、リアエンドは微妙に再構成されているように見えます。
次期型のキャビン内では、フルエレクトリックの登場に伴い、従来のギアシフターが取り除かれ、センターコンソールはより滑らかで整頓されたものとなり、小さなロータリーノブ(おそらく中央の大きなインフォテインメント スクリーンを制御するためのもの) と、空調制御のタッチスクリーンを備えます。
ポルシェの新世代PCM6.0通信システムも、完全にデジタル化されたカーブゲージクラスターと同様に機能するはずです。
市販型では、タイカンのJ1プラットフォームから開発されVWグループの「PPE」(プレミアム・プラットフォーム・エレクトリック)アーキテクチャに基づいており、ローダウンされたGTとハイライディングのSUVが、同じハードウェアを共有する場合に必要な柔軟性を可能にします。
PPEは現在、アウディとポルシェのモデルのみに予定されており、Q5サイズの「Q6 e-tron」と呼ばれる兄弟モデルでも採用予定となっています。
パワートレインは、モーターを使用して各車軸を駆動する4輪駆動を提供。最も強力なバージョンでは最高出力700ps以上とも噂され、最上位2つのバージョンには、タイカンと同様に「ターボ」と「ターボ S」のバッジが付けられます。
マカンEVのワールドプレミアですが、VWグループのソフトウェア部門「CARIAD」において、次世代EVに必要なソフトウェア開発に問題が生じていると噂されていた通り、やはり当初の2023年から2024年に変更されることがわかりました。またアウディとベントレーのいくつかのEVモデルにも支障が出ているといいます。