ヤマハ発動機のリニアコンベアモジュール「LCMR200」の最大可搬質量が倍増の30kgに

■従来からの電気、電子部品のほか、EV向けの車載モーターやPCUも対応可能に

ヤマハ発動機は、リニアコンベアモジュール「LCMR200」について、2022年11月1日出荷分から最大可搬質量を従来の15kgから30kgに倍増させると発表しました。リニアコンベアモジュール「LCMR200」は、モジュール構造とリニアモータによる高速ダイレクト駆動が特徴の搬送システムです。価格はオープン。

ヤマハ発動機 リニアコンベアモジュール 「LCMR200」
ヤマハ発動機のリニアコンベアモジュール 「LCMR200」

「LCMR200」は、「流すから動かすをコンセプト」に掲げ、高い生産性を実現する高効率な搬送システムです。従来式のコンベアでは実現できなかった独立動作をするスライダに、組立中の製品などのワークを載せて搬送し、組立作業位置で高精度に停止。組立作業後は、そのまま次工程までワークを搬送することで、ラインのスペース効率を大幅に向上させることが可能です。

ヤマハ発動機 リニアコンベアモジュール 「LCMR200」
工程Cが1ラインの時、その作業が長時間で搬送のボトルネックとなっている場合、工程Bをトラバースユニットで分岐させ、工程Cを2ラインの平行作業にすることで、以降の流れがスムースとなり、ボトルネック解消につながる

ヤマハ発動機は、2013年にリニアコンベアモジュールを日本で初めて製品化。それ以来、ユーザーニーズに応じて改良を重ねています。

このほど、本体はそのままに、ソフトウェアのアップデートにより、最大可搬質量の倍増を実現しています。

従来から導入実績の多い電気、電子部品をはじめ、EV(電気自動車)向けの車載モーターやPCU(パワーコントロールユニット)、インバータなどの中量級部品、さらに食品や医薬品(原材料や搬送パレットを含めた一貫ライン)に導入するこも可能になります。これまで以上に幅広い業界で、搬送工程の高効率化に貢献するとしています。

また、生産ラインを分岐させたり、工程を追い越したりできるトラバースユニットと組み合わせることで、さらに自由度が高い搬送システムの構築も可能です。

(塚田勝弘)

この記事の著者

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塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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