■航続距離はタイカンを超える500kmに
ポルシェは現在、フルエレクトリック・クロスオーバーSUV「マカンEV」(仮称)を開発中ですが、その最新プロトタイプをカメラが捉えました。
ニュルブルクリンクに再び姿を見せたプロトタイプは、これまでなかった巨大なプラスチック製のホイールエクステンションを装着し迫力を増しているほか、リアエンドにもディフューザー代わりのテストコンポーネントが見てとれます。
他では、スリム化されたヘッドライトを装備、グリルは閉じられ、エアインテークが低い位置に配置されています。
燃焼エンジンのマカンでは、ボンネットフード開閉ラインがエアインテークと接続されていますが、EVではラインが後ろに後退しており、インテークとの間にスペースがあるようです。
マカンEVのワールドプレミアですが、VWグループのソフトウェア部門「CARIAD」において、次世代EVに必要なソフトウェア開発に問題が生じていると噂されていた通り、やはり当初の2023年から2024年に変更されたことがわかりました。またアウディとベントレーのいくつかのEVモデルにも支障が出ているといいます。
市販型では、PPE電気自動車プラットフォームに基づき、タイカンよりも航続距離が大幅に改善されると予想されており、1回の充電で500km以上走行できることを目指し開発されているという情報が入っています。
最高性能のトリムレベルで最大700psを発揮することもわかっています。