ニュルブルクリンクで日々数10周の耐久テスト。メルセデス・ベンツGLAが初の大幅改良へ

■キャビン内にはMBUXインフォテインメントソフトウェアの最新バージョン

メルセデス・ベンツのエントリークロスオーバーSUV、「GLA」改良型2台の最新プロトタイプをカメラが捉えました。

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メルセデス・ベンツ GLA 改良型プロトタイプ

ニュルブルクリンクと、同社のシュトゥットガルト施設付近で捉えたプロトタイプは、どちらも軽カモフラージュです。

市販車の世界最速レベルではニュルブルクリンク北コースを7分以内に周回しますが、GLA改良型はハンドリング品質だけでなく、その耐久性もテスト中で、1周10分程度をかけて1日あたり数十周の走り込みをしているといいます。

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メルセデス・ベンツ GLA 改良型プロトタイプ

改良型のフロントエンドでは、ヘッドライトの外形寸法を変更することなく、内部グラフィックを新設計するほか、グリル、エアインテーク形状を含むバンパーなどが刷新される予定です。リアエンドでは、LEDテールライトのリフレッシュがメインになるでしょう。

内部での変更は、Aクラス同様の新設計ステアリングホイールの装備、MBUXインフォテインメントソフトウェアの最新バージョンのインストールがなされます。

現行型パワートレインは、最高出力150psを発揮する2.0リットル直列4気筒ディーゼルターボエンジン、最高出力224psを発揮する2.0リットル直列4気筒ターボエンジン、システム合計218psを発揮するプラグインハイブリッドなどがラインアップされており、キャリーオーバーが予想されますが、パワーと効率がわずかに向上するかも知れないといいます。

2代目となる現行型は2020年に発売されており、改良型の登場まで時間がかかると見ています。最新の噂では2025年モデルとして2024年にデビューするとも伝えられますが、早ければ2023年後半と予想されます。

(APOLLO)

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アポロニュースサービス代表取締役。1965年東京生まれ・世田谷区在住。通信社を経て1996年に独立、レンタルポジ&ニュース配信会社アポロニュースサービスを設立した後、2016年にはカーメディア「Spyder7」編集長に兼任、多数のメディアへ新車スパイショット配信も手掛けております。
通信社入社と同時に新車スクープに関わり、これまで35年間、新型モデル開発を追い続け、現在は新車スクープ原稿を年間800本以上執筆、日本で一番新車スクープ記事を書く男としてギネス申請中!?
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