ヘッドライトはEV9を彷彿。キアの欧米市場向け重要SUV「ソレント」初の大幅改良へ

■オンデマンドサービスなど搭載する新世代のコネクテッドカーに

起亜は現在、クロスオーバーSUV「ソレント」改良型を開発していますが、その市販型プロトタイプをカメラが初めて捉えました。

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キア ソレント 改良型プロトタイプ

初代ソレントは2002年に発売、現在欧米市場のおいて重要なモデルと成長しています。第4世代となる現行「MQ4」型は2020年に登場、これが初の大幅改良となります。

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キア ソレント 改良型プロトタイプ

捉えたプロトタイプは、ボディ全体をカモフラージュしていますが、フェイスリフトでは、新設計されるグリルとヘッドライトユニットを備えます。

LEDヘッドライトは、現行型の水平基調から垂直に配置されており、今後発売予定のSUV「EV9」を彷彿させます。

後部ではデュアルLEDテールライトの配置に変化はないようですが、内部グラフィックに微調整が加えられている可能性があるほか、流行の全幅ストリップライトに接続されると予想されます。

エキゾーストパイプは暫定的なもののようで、パイプがバンパーに統合されるか完全に隠されるデザインになるかは不明です。

キャビン内では、最新のインフォテインメント技術を搭載、すでに完全にデジタル化されたコクピットをアップグレードする可能性がありそうです。

同社では、無線更新や、機能オンデマンドサービスなどの新世代のコネクテッドカー機能を発表しており、2025年までに、フェイスリフトされたソレントを含む全モデルで採用される予定です。また、起亜 EV9がまもなく導入する新しいADASをソレントが共有することも期待されています。

パワートレインは、最高出力191ps・最大トルク247Nmを発揮する2.5リットル直列4気筒、最高出力281psを発揮する2.5リットル直列4気筒ターボチャージャー、最高出力227psと261psを発揮するハイブリッドとプラグインハイブリッドなどがキャリーオーバーされると思われます。

ソレント改良型のワールドプレミアは、最速で2023年初頭と予想されます。

(APOLLO)

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アポロニュースサービス代表取締役。1965年東京生まれ・世田谷区在住。通信社を経て1996年に独立、レンタルポジ&ニュース配信会社アポロニュースサービスを設立した後、2016年にはカーメディア「Spyder7」編集長に兼任、多数のメディアへ新車スパイショット配信も手掛けております。
通信社入社と同時に新車スクープに関わり、これまで35年間、新型モデル開発を追い続け、現在は新車スクープ原稿を年間800本以上執筆、日本で一番新車スクープ記事を書く男としてギネス申請中!?
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