■「CMB-BEV」プラットフォームを日産マイクラ次期型と共有、兄弟モデルに
ルノーは2021年1月、コンセプトカーのルノー「5(サンク)プロトタイプ」を公開しましたが、その市販型プロトタイプを初めて捉えました。
ルノー5は1972年に発売されたコンパクトハッチバックで、「4(カトレール/キャトレール)」の後継モデルとして発売されました。
日本市場には1976年から導入され、フランス語で「5」をサンクと読むことから、「ルノーサンク」として親しまれました。
捉えたプロトタイプはクリオのテストミュールの下に隠されディテールは不明です。
唯一のヒントは、リベット留めされたフェンダーアーチで、幅の広いトレッドが予想されます。また、フロントグリルの横には大きな充電ポートを配置、バッテリーを収容する厚い床がその下に見えます。
コンセプトモデルでは、ブロック状のスタイリング、誇張されたフェンダー、およびスポーティな外観を備えたレトロ風の外観を特徴としていましたが、市販型にどこまで反映されるか注目です。
新型ルノー5は「R5」として2025年の発売が決定していますが、詳細は明かされていません。しかし、「CMB-BEV」プラットフォームを日産マイクラ次期型と共有し、兄弟モデルになることが予想されるほか、同じくフルエレクトリックモデル「Zoe E-Tech」と置き換えられる可能性がありそうです。
ルノーのパフォーマンスブランド「アルピーヌ」も「5」に手に入れると噂されており、よりホットなバージョンでは、前輪に動力を供給する単一モーターのセットアップを持ち、最高出力204ps(160kW)を供給すると言われています。