■2.0リットル直列4気筒ターボチャージャーはそのままにCO2排出量の削減
メルセデス・ベンツは現在、コンパクトクロスオーバーSUV「GLB」改良型を開発中ですが、そのパフォーマンスモデルとなるAMG「GLB 35」市販型プロトタイプをカメラが捉えました。
キャッチしたプロトタイプは垂直スラットを備えるパナメリカーナグリルを装着、ベースモデルと差別化されますが、現在はブロック状のクロスハッチグリルで偽装されています。
また、以前にスクープしたベースモデルと同じく新設計されたLEDデイタイムランニングライトが光を放っていますが、下部にあったLEDバーは削除されている可能性がありそうです。下部バンパーでは、新デザインの中央インテーク、大型のコーナーエアインテーク形状もうっすらと確認できます。
リアエンドでは、通常みられるクローム仕上げではなく、グロスブラックのエキゾーストサラウンドパネルがみられるほか、2つの水平LEDバーを備えた新設計のテールライトセットの一部が確認できます。
キャビン内では、Aクラスプロトタイプで見られたように、MBUXインフォテインメントシステムの更新と、トラックパッド/タッチパッドの削除が計画されています。
パワートレインは、2.0リットル直列4気筒ターボチャージャーエンジンを搭載、最高出力は302ps・最大トルク400Nmを発揮。8速デュアルクラッチギアボックスは全輪駆動システムにパワーを送り、0-100km/h加速5.1秒、最高速度は249km/hのパフォーマンスを持ちます。
エンジン自体はキャリーオーバーされますが、CO2排出量の削減する試みがなされると思われ、環境にも優しいパフォーマンスSUVとなるでしょう。
メルセデスAMG GLB 35改良型のデビューは、2023年後半と予想されます。