■ターボGTではセンター2本出しエキゾーストパイプを装着
ポルシェは現在、フラッグシップ・クロスオーバーSUV「カイエン」ファミリー改良型を開発中ですが、カイエン並びにカイエン クーペターボGTの最新プロトタイプをカメラが捉えました。
これまで多数の開発車両をスクープしてきましたが、カイエン最新プロトタイプではほとんどのカモフラージュが落とされています。
フロントエンドでは、ヘッドライト周辺のデカール(転写印刷)とヘッドライト部分のカバーのみとなっており、ノーズにはより拡大されたエアインテークや、タイカン風LEDデイタイムランニングライトを備え、スリム化されたヘッドライトが確認できます。
さらにその下にはアップデートされたバンパーと、2列の水平バー、垂直サポートを特徴とする新グリルを装備。上位モデル「カイエンターボGT」並のアグレッシブなデザインが期待できそうです。
リアエンドでは、テールライトが現行型よりさらにスリムに進化、外側に厚いノッチがあるのではなく、ほぼ均一な厚さになっています。
またナンバープレートのくぼみがバンパーに移動したため、リフトゲートとリアバンパーが刷新されていることがわかります。リアエンドのみ捉えたカイエン ターボGTでは、センター2本出しエキゾーストパイプが鮮明に写されています。
キャビン内では、新しいデジタルインストルメントクラスターと、改良されたステアリングホイールを装備。新しいインフォテインメントシステムと、更新されたスイッチギア、さらには最小限のシフターを備え改良されたセンターコンソールも期待できるでしょう。
パワートレインは、2.9リットルV型6気筒ガソリンエンジン、最高出力549psを発揮する4.0リットルV型8気筒ツインターボエンジンのほか、最高出力680psを発揮する最も強力な4.0リットルV型8気筒ガソリンターボ+電気モーターのPHEVなどがキャリーオーバーされる見込みですが、最新情報ではエンジンアップグレードがなされる可能性もあるといいます。
カイエン改良型のワールドプレミアは、2022年内と見られていましたが、若干遅れが出ており、2023年前半と予想されます。