■グリルは巨大化されず、輪郭を修正し縦スラットを配置
BMWは現在、主力モデル「5シリーズ」次期型を開発中ですが、その最新プロトタイプをカメラが捉えました。
第7世代となる現行型(G30)は2017年に登場、順調にいけば2023年にも6年ぶりの世代交代となります。
捉えたプロトタイプは、フロントとリアにプロダクションライトユニットがあるだけでなく、ヘッドライトのアウトラインが鮮明に露出。新デザインのキドニーグリルは、上部の角には若干の角度があり、下部の角は角度が浅くなっています。
また下部には、縦スラットを備える中央インテーク、垂直方向のエアカーテン、曲線的なフロントバンパーなどがこれまでより鮮明になってきています。
後ろに目をやると、流線型のスタイルと、より際立ったショルダーラインが見てとれるほか、フラッシュマウントドアハンドル、スポーティなホイールが装備されています。また後部では、立体的な生産型LEDテールライトの一部も初めて露出しています。
キャビン内では、12.3インチのデジタルインストルメントクラスター14.9インチのインフォテインメントシステムで構成される曲面ディスプレイを搭載、新しいステアリングホイールと、新しいスイッチギア、ミニマリストのシフターに囲まれた大型のiDriveコントローラーも期待できるでしょう。
予想されるパワートレインは、最高出力255psを発揮する2.0リットル直列4気筒ガソリンターボ+マイルドハイブリッドをはじめ、最高出力380ps・最大トルク519Nmを発揮する3.0リットル直列6気筒ガソリンターボ+マイルドハイブリッド、最高出力543ps・最大トルク749Nmを発揮する4.4リットルV型8気筒ツインターボ、最高出力300psを発揮するプラグインハイブリッドなどです。
またフルエレクトリックでは、最高出力544ps・最大トルク745Nmを発揮するデュアルモーターが搭載予定のほか、頂点に君臨する「M5」はプラグインハイブリッドとなり、トリプルモーターを搭載、システム合計出力は700ps以上にも達します。
5シリーズ次期型のワールドプレミアは、2023年上半期と予想されています。