■「XC90」後継モデル、ヘッドライトの内部では、「トールハンマー」も新設計
先日は、ボルボのフラッグシップ・クロスオーバーSUV「XC90」後継モデルと思われる特許画像を公開しましたが、それを元に提携先デザイナーが予想CGを制作しました。
初代XC90は2002年に登場、現行型となる第2世代は2016年に発売されました。ボディー、シャシー、サスペンションをすべて刷新、ヘッドライトには北欧神話の雷神「トールハンマー」をモチーフにしたLEDデイタイムランニングライトを装備、大きな転換期となりましたが、7年ぶりにいよいよ世代交代がなされます。
デザイナーMr. Nikita Chuickoの予想CGでは、完全に閉鎖されたフロントグリルを装備、バンパーコーナーに縦型のインテークを配置していますが、フルエレクトリックであることがわかります。
全体的なボディスタイルが大きく変わっていることはありませんが、ポップアップドアハンドルを装着、後方に鋭角に傾いたヘッドライトの内部では、「トールハンマー」も新設計されています。
最大の注目は後部で、ボルボの象徴ともいえるピラーに沿ったテールライトがC字型デザインに変更されているほか、もちろんエキゾーストパイプも見当たりません。
新たに入手した内部コンポーネントの特許画像では、縦型のインフォテイメントディスプレイと連続したエアベントのデザインが見てとれます。またステアリングホイール側面のスポークは、静電容量式タッチボタンが組み込まれていることを示唆しています。
XC90後継モデルの車名ですが、従来の英数字でなく実際の名前が付けられると噂されており、最初の文字が母音になるという情報を入手。その候補に「Embla」(北欧神話に登場する最初の人間の女性)が上がっているといいます。しかし、先日は「EXC90」という名称が商標登録されていることが発覚しており、情報が錯綜しています。