■「7シリーズ」に似た、クワッドライティングユニットを装備
BMWは現在、新世代フラッグシップ・クロスオーバーSUVとなる「XM」を開発していますが、その特許画像が流出、スウェーデンのエージェント経由で画像を入手しました。
特許画像では、2021年11月に公開された「XM」コンセプトのエクステリアデザインを保持している様子が伺えますが、フロントエンドでは「7シリーズ」に似た、クワッドライティングユニットを装備、比較的コンパクトなグリルに接続しています。
その下には、ハイテク運転支援システム用の目立つセンサーを備えた新しい中央吸気口、エアカーテン、そしてより丸みを帯びたフェンダーフレアが見てとれます。
リアエンドでは、積み重ねられたクワッドエキゾーストパイプ、BMWらしいデザインのLEDテールライト、角度のあるリアウィンドウを装備、バンパーやディフューザーもコンセプトから微調整されています。
パワートレインは、4.4リットルV型8気筒「S68」ツインターボエンジンを搭載、新開発のZF製8速オートマチックトランスミッションと組み合わせ、最高出力653ps・最大トルク800Nmを発揮します。
一方パフォーマンスバージョンも計画されており、そちらは、最高出力748ps・最大トルク1000Nmと超弩級のパフォーマンスが噂されています。
XMはパフォーマンスに重点を置いていますが、EV後続が約30マイル(WLTPサイクルで80km)と環境にも優しいです。またアダプティブMプロフェッショナル・サスペンション、48ボルト技術による電気機械ロール安定化システム、インテグラル・アクティブ・ステアリングなどの技術も導入されます。
市販型は今年後半に生産を開始することを発表していることからも、ワールドプレミはそれほど遠くないはずで、生産はサウスカロライナ州スパルタンバーグで今年12月に開始される予定となっています。
価格は、ベースモデルが13万ドル(約1760万円)と予想され、Mブレーキシステムと、最大 23インチのオプションのMライトアロイホイールも提供されます。