■艇体のグラフィックを刷新し、スポーティなイメージに
ヤマハ発動機は、フィッシングボートのロングセラーモデル「F.A.S.T.26(ファスト26)」をマイナーチェンジし、2022年10月に発売すると発表しました。
フラットキール(平底)と波切り性を向上させるウェーブスラスターブレードを組み合わせた「F.A.S.T.26」は、優れた乗り心地と風流れ抑止性能が特徴です。
外洋にも対応する優れた走行性能、釣り機能に加えて、その美しいフォルムも高い支持を集めているそう。
今回のマイナーチェンジでは、新設計されたキャビンが見どころ。整えられたキャビンのアウトラインデザインが目を惹きます。天井部であるハードルーフ、サイドウインドウが新しい形状に変更されています。ハードルーフが従来よりもサイズアップされ、サンバイザーとウォーターガードの効果を高めるなど、快適性の向上が図られています。
さらに、デザイン面ではハードルーフにガンメタリックカラーが採用され、艇体のグラフィックも新たになり、スポーティイメージが強調されています。
175PSの船外機「F175A」と、従来モデルから人気の高かった「FSR(フィッシングサポートリモコン)」が採用されたモデルに仕様が統一され、あらゆるユーザーに充実したボートフィッシングの世界を提供するとしています。
なお、「F.A.S.T.26」は、レンタルボートとしてのニーズも見込み、順次、ヤマハマリンクラブ「Sea-Style(シースタイル)」にも配備される予定になっていますので、気になる方はレンタルから体験する手もありそうです。
●サイズ:全長8.40m×全幅2.45m
●完成質量:1545kg
●定員:7名
●搭載エンジン:F175AETX
●最大搭載馬力:175PS
●価格:787万8376円
(塚田 勝弘)