ヤマハ発動機が産業用無人ヘリコプターを活用した森林計測サービスを紹介【第3回次世代森林産業展】

■森林計測サービスの認知度向上を狙う

ヤマハ発動機は、2022年9月14日(水)~16日(月・祝)に東京ビッグサイトで開催される「第3回次世代森林産業展(FORESTRISE 2022)」の出展概要を発表しました。前回開催の2019年に続いて2回目の出展になります。

今回の出展は、同社の森林計測サービスの認知拡大を目的に、地方自治体や官公庁などのほか、民間企業も含めた幅広い層に訴求するのが狙いです。

ヤマハ発動機
ヤマハ発動機が「第3回次世代森林産業展」に出展

ヤマハ発動機のブースでは、説明パネルや各種映像による森林計測サービスの紹介、関連機材が展示されます。同社の森林計測サービスは、自動航行機能など高い航続距離性能を備える自社製の産業用無人ヘリコプターを活用しています。

以前お伝えしたように、空からの森林計測に最適なスペックである高解像度LiDAR(ライダー)を無人ヘリコプターに搭載し、樹頂点から30~50mの上空から1秒間に75万回のレーザを照射。これにより、高密度かつ高精度な点群データを計測範囲の全域から獲得できるそうです。

計測による「森林の見える化」を実現することで、林業のスマート化、業務精度、効率の向上に貢献するとしています。

ヤマハ発動機
「ヤマハモーターフォレストマネジメントシステム(YFMS)」の提供を開始している

今回、ヤマハ発動機が出展する「次世代森林産業展(FORESTRISE)」は、森林産業における生産性や安全性、収益性を向上させる技術や機械が一堂に会し、次世代技術の利活用を発信する国際見本市。

先端技術を活用して資源の見える化、現場や生産の見える化、需要の見える化、サプライチェーンのつなげる化を図るなど、スマート林業への転換の必要性を提案するイベントとなっています。

林業に限らず、人材不足が課題になるなか、森林資源情報の見える化やスマート林業といった最先端事情を知ることができる見本市になります。

(塚田 勝弘)

この記事の著者

塚田勝弘 近影

塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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