■コードネーム「YED」、すべてのパネルが新設計
スズキが販売する人気コンパクトハッチ「スイフト」次期型の最新プロトタイプをカメラが捉えました。
A2Lの後継モデルであり、コードネーム「YED」と呼ばれるプロトタイプは、すべてのパネルが新設計され、“はまぐりの殻”のようなフード、新デザインのスリムなヘッドライトを装備しているほか、LEDテールライトが初めて光を放っています。
フルカモフラージュながらも、従来よりも若干傾斜が強くなったルーフラインを確認、後部ドアハンドルはCピラーに埋め込まれていたものが、一般的なドア側の位置に変更されていることもわかります。
後部では、台形に近い形になったリアウィンドウ、リアバンパーの下部に装着されたリフレクターも見てとれます。
次期型では、新開発のアーキテクチャも検討されたようですが、開発資金も限られているほか、高張力鋼と超高張力鋼を融合させたプラットフォームの評価が高いことから、次期型でも継承されるようです。
パワートレインは、1.2リットル直列4気筒+マイルドハイブリッドを搭載します。スイフトスポーツでは1.4リットル直列4気筒ターボエンジンにISG 48Vマイルドハイブリッドシステムを組み合わると予想されますが、これは2025年に予定されている欧州の「ユーロ7」基準を考慮してのことでしょう。
初代スイフトは2000年、軽自動車の「kei」からボディパネルを流用し、クロスオーバー風のコンパクトカーとして登場。以来、グローバルモデルとしてバージョンアップを続け、現行型となる第4世代は2017年に発売しました。
次期型は、2014年から導入された「Heartect(ハーテクト)」プラットフォームを採用、2024年に向けて新設計されます。
スイフト次期型のワールドプレミアは2023年内でと予想され、スイフトスポーツはその半年から1年後にも期待できそうです。