メルセデス・ベンツGLAファミリー、AMG「35」も大幅改良へ

■2.0リットル直列4気筒ターボチャージャーエンジン搭載両

メルセデス・ベンツは現在、人気のエントリー・クロスオーバーSUV「GLA」改良型を開発中とみられますが、そのパフォーマンスモデルとなるAMG「GLA35」市販型プロトタイプをカメラが捉えました。

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メルセデAMG GLA35 改良型プロトタイプ

初代となる現行GLB(X247)は2019年に初公開され、2020年にAMGモデルと共に発売。古さは感じられませんが、早くも大幅改良されます。

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メルセデAMG GLA35 改良型プロトタイプ

ヨーロッパで撮影されたプロトタイプですが、米国仕様のヘッドライトを装着、フロントとリアを中心にカモフラージュされています。

フロントエンドでは、若干デザインが変更されるパナメリカーナグリルを隠しており、LEDデイタイムランニングライトや、下部バンパーの吸気口領域が新設計されるでしょう。

側面からは、箱型ホイールアーチにプラスチック製クラッディングが見てとれ、足回りには最大21インチのお馴染みマルチスポークホイールセット、ブラックボディと対照的なレッドブレーキキャリパーが装着されています。

後部では、LEDテールライト内部のグラフィックが新設計されているようですが、デュアルエキゾーストパイプをインストールしたスポーティなバンパー、ディフューザー、大型リアウィングは先代から引き継がれています。しかし今後着手される可能性はあるでしょう。

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メルセデAMG GLA35 改良型プロトタイプ

キャビン内では、アップデートされたMBUXインフォテインメントに重点が置かれるはずです。おそらく、新しいグラフィックスを備えたデジタルダッシュボードのデュアルスクリーンレイアウトを維持。センターコンソールのトラックパッドを廃止して、ワイヤレス充電パッドと新しいカップホルダーのためのスペースを増やすとみられます。

そのほかのインテリアでは、新しいステアリングホイールと内装オプションが含まれます。また AMG のバリエーションでは、一体型ヘッドレストと、スポーティなタッチを備えた一対のバケットシートが装備されると思われます。

先代GLA35のパワートレインは、最高出力306ps・最大400Nmを発揮する2.0リットル直列4気筒ターボチャージャーエンジンを搭載、8速デュアルクラッチトランスミッションと組み合わされ、4MATIC全輪駆動システムを採用していました。改良型ではこれをキャリーオーバーすると思われますが、わずかなパワーブーストが与えられる可能性を排除することはできません。

GLA並びにAMG GLA35のデビューは2023年はじめと予想され、より高性能なGLA45はその後に登場するでしょう。

(APOLLO)

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アポロニュースサービス代表取締役。1965年東京生まれ・世田谷区在住。通信社を経て1996年に独立、レンタルポジ&ニュース配信会社アポロニュースサービスを設立した後、2016年にはカーメディア「Spyder7」編集長に兼任、多数のメディアへ新車スパイショット配信も手掛けております。
通信社入社と同時に新車スクープに関わり、これまで35年間、新型モデル開発を追い続け、現在は新車スクープ原稿を年間800本以上執筆、日本で一番新車スクープ記事を書く男としてギネス申請中!?
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