APOLLO 
■スリムなヘッドライトを装備、エアインテークは拡大
ポルシェは現在、クロスオーバーSUV「カイエン」ファミリー改良型に着手していますが、その頂点に君臨する「カイエン ターボGT」改良型の最新プロトタイプをカメラが捉えました。
カイエン ターボGTは2021年に登場したカイエンの最新モデルですが、早くも内外を刷新します。
プロトタイプは開発中とみられるコンポーネントが多数みられますが、スリムなヘッドライトを装備し、バンパーのエアインテークはより大型化、フロントスプリッターはより際立っています。
足回りでは、22インチアロイホイールとフェンダーエクステンションが見てとれるほか、後部では新設計されたLEDストリップテールライトを配置。
ルーフにはカーボンファイバー製ウィング、高速でダウンフォースを増加させる特徴的なアクティブリアスポイラーが保持され、巨大ディフューザーやチタンデュアルエキゾーストパイプ、バンパーは今後着手される可能性があります。
キャビン内では、アップデートされたインフォテインメントシステム、デジタルダイヤル、911にインスパイアされた「シェーバーデザイン」のミニマムギアシフター、そしてフルデジタルインストルメントクラスターは初めて装備されるなど、ベースモデル同様に大きな進化が見られると予想されます。
改良型でも特有のシャシーを採用、低くてしっかりしたアクティブエアサスペンション、チューニングされた電子機器、アクティブエアロダイナミクス、リアアクスル ステアリング、改良されたトルクベクタリング、強化されたカーボンコンポジットブレーキが期待されています。
カイエンターボGTのパワートレインは、最高出力640ps・最大トルク850Nmを発揮する4.0リットルV型8気筒ツインターボエンジンを搭載。8速オートマチックトランスミッションと組み合わされ、0-100km/h加速3.3秒・最高速度300km/hの動力性能を誇ります。
またカイエン史上最速SUVとして、ニュルブルクリンク北コースで7分38秒9を叩き出し、世界最速SUVの称号も手に入れていますが、最新情報によると同ターボエンジンがさらにフェイスリフトし、スペックが向上するとも噂されており、ニュルブルクリンクレコード更新が期待できそうです。
カイエンターボGT改良型のワールドプレミアは、2022年末までに行なわれると予想されています。
