「Acura Precision EV Concept」がワールドプレミア。次世代「アキュラ」デザインの方向性か?

■「アキュラ」ブランド初のEV量販モデルの車名が「Acura ZDX」に決定

ホンダは、米国で現地時間の8月18日、「Acura Precision EV Concept(アキュラ・プレシジョン・イーブイ・コンセプト)」をワールドプレミアしました。同コンセプトカーは、今後のAcura(アキュラ)のデザインの方向性を示すデザインコンセプトになっています。

アキュラ・プレシジョン・イーブイ・コンセプト
世界初公開された「Acura Precision EV Concept」

「Acura Precision EV Concept」が世界初公開されたのは「モントレー・カー・ウィーク(Monterey Car Week)」で、カリフォルニア州のモントレー半島に、世界中からビンテージカーやクラッシックカーが集まる祭典です。

同コンセプトモデルは、今後の電動化におけるAcuraデザインの方向性を示していて、パワーボートの造形にインスパイアされたという流麗で力強いフォルムが特徴になっています。

EVらしく開口部レスとなるフロントノーズには、LEDで光る新しい「ダイヤモンド・ペンタゴン・グリル」を用意。さらに、鋭角でシャープな形状のデイタイムランニングライトや「パーティクル・グリッチ」と呼ぶ独特の抽象的なパターンが、前後のデザインやホイールに配されています。

ボディカラーは、カリフォルニアの強い日差しに合わせて最適化された、マット塗装の「ダブル・エイペックス・ブルー」という特別色をまとっています。

GM アルティウム
「Acura ZDX」は、GMの「アルティウム」バッテリーを積む

さらに同日、2024年中に北米で発売が予定されている、アキュラ・ブランド初となるEV量販モデルの名称が「Acura ZDX(ズィーディーエックス)」になると発表されました。

「Acura ZDX」は、今回ワールドプレミアされた「Acura Precision EV Concept」のデザインが具現化された最初のモデルになります。

「Acura ZDX」は、GMの「アルティウム」バッテリーが搭載されたGMとの共同開発モデルで、「Type S(タイプエス)」も設定されるそうです。

塚田 勝弘

この記事の著者

塚田勝弘 近影

塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
続きを見る
閉じる