■ターボSで7分33秒350達成。足回りには「ピレリP Zero Corsa」タイヤ
ポルシェは「タイカン・ターボS」がニュルブルクリンク北コースにて、量産EV最速レコードを達成したと発表しました。
実はポルシェは、タイカン発表前の2019年8月、テストドライバーのラース・カーン氏により「ターボ」で7分42秒の最速記録を打ち立てていましたが、2021年9月、今度はテスラ「モデルS プラッド」が7分35秒を記録、その座を奪われていました。
そして今回、再度ラース・カーン氏が「ターボS」でタイトル奪取を狙いに来たのです。
ターボSでは、Porsche 4Dシャシーコントロールのソフトウェアをアップデート、足回りには「ピレリP Zero Corsa」タイヤに21インチホイールを履き、純正の「パフォーマンスキット」をボディに装着。
その結果、グリーンヘルの20.8km(12.9マイル)で7分33秒350を叩き出し、テスラの記録を約2秒短縮させました。アップグレードされたタイカン ターボSはポルシェ テクイップメントを通じて、ドイツのみでオーダー可能だそうです。
なお、テスラ モデルSプラッドに勝ったものの、EV全体では、VW IDが2019年6月に達成した6分05秒、2017年5月に「Nio EP9」が打ち立てた6分45秒のレコードが残っています。ただし、それらは量産車としてカウントされていません。