スーパーGT第4戦富士GT300予選結果、LEON PYRAMID AMGが2年ぶりのポールポジション【SUPER GT2022】

■Q1はA、Bの両組でGAINERのGT-Rがトップタイム

前戦の第3戦 鈴鹿から2ヵ月ぶりの開催となる8月6日(土)、7日(日)に富士スピードウェイで開催の2022 AUTOBACS SUPER GT第4戦「FUJIMAKI GROUP FUJI GT 100Lap RACE」。6日は公式予選が行われました。

10号車 TANAX GAINER GT-R
10号車 TANAX GAINER GT-R

GT300クラスのQ1は、前戦後のチームランキングによって分けられたA組とB組で行われ、それぞれ10分間の計測となります。その各組の上位8台、計16台がQ2に進出し、そのQ2の順位からスターティンググリッドが決定します。

まず15時にQ1のA組が始まります。気温21度、路面温度28度と、つい先週までの猛暑が嘘のような気温と温度で行われた公式予選となりました。

シェイドレーシング GR86 GT
シェイドレーシング GR86 GT

先陣を切ってタイムアタックをしてきたのが、20号車 シェイドレーシング GR86 GTで1分37秒333を、さらに翌周に1分36秒892を叩き出します。

これを追うように、各チームもアタックを始めます。そのA組の残り2分でシェイドレーシング GR86 GTのタイムを上回ったのは、午前の公式練習でトップタイムを出していた4号車 グッドスマイル 初音ミク AMG。しかしその直後に、第2戦富士で優勝した10号車 TANAX GAINER GT-Rが1分36秒159というタイムで、トップとなります。

グッドスマイル 初音ミク AMG
グッドスマイル 初音ミク AMG

また、A組では、ランキングトップで99kgものサクセスウェイトを積んでいる56号車 リアライズ日産メカニックチャレンジ GT-Rも走りますが、なんとこのウエイトでも8番手でQ2進出を果たします。

リアライズ日産メカニックチャレンジ GT-R
リアライズ日産メカニックチャレンジ GT-R

続けて行われたB組では、残り3分からチェッカーまでの間に次々とタイムが塗り替わっていきます。

マッハ車検 エアバスター MC86マッハ号
マッハ車検 エアバスター MC86マッハ号

マシントラブルにより5号車 マッハ車検 エアバスター MC86マッハ号が、最終パナソニックコーナー立ち上がりイン側のコース外にマシンを止めてしまいますが、幸い赤旗中断にはならず予選は続行されます。

11号車 GAINER TANAX GT-R
11号車 GAINER TANAX GT-R

そんなB組のチェッカー周で、11号車 GAINER TANAX GT-Rが1分36秒589でB組トップを決めます。

●LEONのポールでSUBARU BRZの富士4連続ポールを阻止!

Q1のB組でストップしたマシン回収の影響で、2分遅れの午後3時55分にGT300クラスのQ2が走行時間10分間でスタートします。ここで、前戦鈴鹿で優勝の7号車 Studie BMW M4のアウグスト・ファルフス選手がアタックをはじめ1分36秒704出し、各チームはこのタイムを追いかけていきます。

Studie BMW M4
Studie BMW M4

そして、Q2の終盤に、61号車 SUBARU BRZ R&D SPORTの山内英輝選手が驚異的なスピードを発揮して1分35秒567と、35秒台に突入してトップに立ちます。このまま予選が終了すれば、富士戦4連続ポールという偉業が達成されます。

SUBARU BRZ R&D SPORT
SUBARU BRZ R&D SPORT

しかし、チェッカー間際にBRZを上回るタイムを出してきたのが、65号車 LEON PYRAMID AMGの蒲生尚弥選手。なんと0.017秒速い1分35秒550でトップを奪います。そのまま誰もそのタイムを超えることができず、LEON PYRAMID AMGが今季初のポールポジションを獲得。蒲生選手とチームにとっては2020年開幕戦富士以来、4回目のポールポジションとなります。

LEON PYRAMID AMG
LEON PYRAMID AMG

予選2位はSUBARU BRZ R&D SPORTで、富士4連続ポールの偉業ならず。3位には4号車 グッドスマイル 初音ミク AMGが続きます。Q1のA組でトップタイムの10号車 TANAX GAINER GT-Rは4位、5位は18号車 UPGARAGE NSX GT3となりました。

UPGARAGE NSX GT3
UPGARAGE NSX GT3

7日の決勝は新しいフォーマットの100周、約450kmというロングディスタンスとなります。5月の第2戦富士ではクラッシュによる赤旗中断により450kmを走り切ることが出きなかったために、7日の100周フォーマットには注目が集まります。

ポールポジションのLEON PYRAMID AMGのドライバーと監督
ポールポジションのLEON PYRAMID AMGのドライバーと監督

【SUPER GT2022 第4戦 富士 GT300 予選結果】

順位 ゼッケン 車名 ドライバー タイム
1 65 LEON PYRAMID AMG 蒲生尚弥 篠原拓朗 1’35.550
2 61 SUBARU BRZ R&D SPORT 井口卓人 山内英輝 1’35.567
3 4 グッドスマイル 初音ミク AMG 谷口信輝 片岡龍也 1’36.181
4 34 10 TANAX GAINER GT-R 富田竜一郎 大草りき 塩津佑介 1’36.195
5 18 UPGARAGE NSX GT3 小林崇志 太田格之進 1’36.277
6 96 K-tunes RC F GT3 新田守男 高木真一 1’36.331
7 60 Syntium LMcorsa GR Supra GT 吉本大樹 河野駿佑 1’36.646
8 7 Studie BMW M4 荒 聖治 アウグスト・ファルフス 1’36.649
9 11 GAINER TANAX GT-R 安田裕信 石川京侍 1’36.762
10 56 リアライズ日産メカニックチャレンジ GT-R 藤波清斗 J.P.デ・オリベイラ 1’36.809
11 52 埼玉トヨペットGB GR Supra GT 吉田広樹 菅波冬悟 1’36.814
12 50 Arnage MC86 加納政樹 阪口良平 末廣武士 1’36.906
13 244 HACHI-ICHI GR Supra GT 佐藤公哉 三宅淳詞 1’36.997
14 87 Bamboo Airways ランボルギーニ GT3 松浦孝亮 坂口夏月 1’36.077
15 20 シェイドレーシング GR86 GT 平中克幸 清水英志郎 1’37.112
16 2 muta Racing GR86 GT 加藤寛規 堤 優威 1’37.771
17 88 Weibo Primez ランボルギーニ GT3 小暮卓史 元嶋佑弥 1’37.276
18 360 RUNUP RIVAUX GT-R 青木孝行 田中 篤 柴田優作 1’38.128
19 30 apr GR86 GT 永井宏明 織戸 学 平良 響 1’37.520
20 48 植毛ケーズフロンティア GT-R 飯田太陽 田中優暉 甲野将哉 1’38.615
21 55 ARTA NSX GT3 武藤英紀 木村偉織 1’37.614
22 22 アールキューズ AMG GT3 和田 久 城内政樹 1’39.689
23 31 apr GR SPORT PRIUS GT 嵯峨宏紀 中山友貴 1’37.791
24 5 マッハ車検 エアバスター MC86 マッハ号 冨林勇佑 平木玲次 1’43.401
25 6 Team LeMans Audi R8 LMS 片山義章 R.メルヒ・ムンタン 1’44.521
26 9 PACIFIC hololive NAC Ferrari 木村武史 ケイ・コッツォリーノ 川端伸太朗 未出走

(写真:吉見 幸夫、松永 和浩/文:松永 和浩

この記事の著者

松永 和浩

松永 和浩 近影
1966年丙午生まれ。東京都出身。大学では教育学部なのに電機関連会社で電気工事の現場監督や電気自動車用充電インフラの開発などを担当する会社員から紆余曲折を経て、自動車メディアでライターやフォトグラファーとして活動することになって現在に至ります。3年に2台のペースで中古車を買い替える中古車マニア。中古車をいかに安く手に入れ、手間をかけずに長く乗るかということばかり考えています。