■エレクトリックモデルでも伝統の「マジックカーペット」を実現へ
ロールス・ロイスは、現在開発中のEV「スペクター」市販型プロトタイプの最新画像を公式リークしました。
スペクターは、BMWのアーキテクチャに基づく「レイス」とは異なり、ゴーストとファントムと共有されている「Architecture of Luxury」アルミニウムスペースフレームを採用する、同ブランド初のフルエレクトリックモデルとなります。
現在開発は40%を終了しており、2022年初の25%から増加しています。開発が進むにつれ、抗力係数(CD値)も0.26から0.25へ下げられるなど進化を見せています。
ロールス・ロイスCEOであるTorsten Muller Otvos(トルステン・ミュラー・エトヴェシュ)氏は、「これまでのテスラのようなドライビングモードにこだわるのではなく、代わりにスペクターは最も印象的な形でWaftability(ふわふわと浮かぶ感じ)を提供します」と語っています。
現在はフランスで開発テストを行っており、新しいサスペンションハードウェアの開発に注力しているといいます。これはスペクターにとって非常に重要であり、EVでも同社の代名詞「マジックカーペット」(魔法の絨毯)の乗り心地を提供するといい、それは「プライベートジェットの離陸に似た体験」だと語っています。
市販型で予想されるEVスペックは、BMW「i7」以上の航続距離700kmを可能にする120kWhのバッテリーパックを積み、最高出力は750psを発揮すると噂されています。
スペクターのワールドプレミアは、2023年後半と予想されています。