「C」と「E」クーペが合体。メルセデス・ベンツ「CLEクーペ」実車を初スクープ

■市販型ヘッドライトを初装備、バンパーには縦スリットのコーナーエアインテーク

メルセデス・ベンツは現在、新型モデル「CLE」を開発中ですが、その市販型と見られる2ドアクーペ開発車両をカメラが捉えました。

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メルセデス・ベンツ CLE 市販型プロトタイプ

現在メルセデス・ベンツは、2ドアクーペ、およびオープンモデルの再構築を図っており、「Sクラス カブリオレ」が廃止されたほか、「Cクラス」、および「Eクラス」のクーペ/カブリオレに代わる「CLE」クラスが導入されます。

これまでCLEカブリオレ開発車両は目撃されていましたが、クーペは初めてです。

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メルセデス・ベンツ CLE 市販型プロトタイプ

ニュルブルクリンク付近で捉えたプロトタイプは、これまでで最もカモフラージュが削ぎ落とされています。

フロントエンドでは、市販型ヘッドライトを初装備、鋭いLEDデイタイムランニングライトが上部に配置されていることが見てとれます。また、丸みを帯びたシングルバーグリルを備えるハニカムメッシュパターンのグリル、縦スリットのコーナーエアインテークも初めて露出しています。

側面では、角張ったベルトライン、フレームレスのサイドウィンドウ、シャープにキックアップするキャラクターライン、顕著なサイドスカートも初お目見えしています。後部でも変化が見られ、これまでプレースホルダーが装着されていたLEDテールライトは、市販型コンポーネントに置き換えられているほか、スポイラーが組み込まれたトランクの開口部も鮮明にわかります。

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メルセデス・ベンツ CLE 市販型プロトタイプ

キャビン内はまだ撮影されていませんが、おそらく12.3インチのデジタルインストルメントクラスターと、11.9インチのインフォテイメントシステムを備える同ブランドお馴染みのインテリアを備えているはずです。

市販型では、Cクラスを支える「MRA-2」プラットフォームを採用、パワートレインも最高出力258ps・最大トルク400Nmを発揮する2.0リットル直列4気筒ターボチャージャーエンジンをCクラスと共有すると見られるほか、最高出力408ps・最大トルク500Nmを発揮するAMG「CLE43」の設定も濃厚です。

CELクーペ/カブリオレのワールドプレミアは、最速で2022年末ですが、遅れれば2023年前半と予想されます。

(APOLLO)

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アポロニュースサービス代表取締役。1965年東京生まれ・世田谷区在住。通信社を経て1996年に独立、レンタルポジ&ニュース配信会社アポロニュースサービスを設立した後、2016年にはカーメディア「Spyder7」編集長に兼任、多数のメディアへ新車スパイショット配信も手掛けております。
通信社入社と同時に新車スクープに関わり、これまで35年間、新型モデル開発を追い続け、現在は新車スクープ原稿を年間800本以上執筆、日本で一番新車スクープ記事を書く男としてギネス申請中!?
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