■ボディカラーに「オブシディアンブラック」「オパリスホワイト」の2色を設定
空前のSUVブームの中、本格的な悪路走破性を備えたクロカン4WDの人気も高まっています。
メルセデス・ベンツのGクラスもそんな1台で、2022年7月末現在、公式ホームページには人気ゆえか、半導体などの部品不足からかGクラスの在庫が少なくなっていると記載されています。
そんな中、2022年7月28日(木)、200台限定の特別仕様車「メルセデスAMG G 63 Edition 55」が発表されました。
なお、予約注文がすでに受け付けられていて、発表同時に予約注文の受付が終了している場合があり、正規販売店に来店する前に販売店に連絡するように、という異例の注意喚起も同時にアナウンスされています。
ベースは「メルセデスAMG G 63」。オフローダーとしてのGクラスに、AMGのモータースポーツで培われたテクノロジーが搭載されたトップパフォーマンスモデルです。
特別仕様車「メルセデスAMG G 63 Edition 55」は、ボディカラーに「オブシディアンブラック(限定100台、無償)」「オパリスホワイト(限定100台、有償オプション)」の2色が設定されています。
サイドミラー、スペアホイールカバーリング に「オブシディアンブラック」のアクセントが付加され、シックなエクステリアに仕立てられています。さらに、「マットタンタライトグレーペイント」の22インチ「AMGクロススポークアルミホイール」と専用デカールも特別装備。
インテリアには、「Edition 55専用ロゴ」が配されたDINAMICA仕様の「AMGパフォーマンスステアリング」が備わり、特別仕様車ならではのスポーティなムードを演出。
さらに、前席にはシートと接する部分の蒸れを防ぐシートベンチレーター、リラクゼーション機能が備わっています。
シート素材は、滑らかな肌触りのナッパレザー。トリムの随所にカーボンを配置され、スポーティなインテリアを演出する「AMGマットカーボンインテリアトリム」も標準装備されています。
パワーユニットは、メルセデスAMG社の手による最高出力585PS(430kW)・最大トルク850Nmを誇るAMG製4.0L V8直噴ツインターボエンジン「M177」。
砂型鋳造されたクローズドデッキのアルミニウムクランクケースに、鍛造アルミニウム製ピストンが組み合わされ、軽量かつ高強度なエンジンに仕上げられています。
また、シリンダーウォールにスチールカーボン材を溶射コーティングするNANOSLIDE摩擦低減加工が施され、フリクションロスの低減も図られています。さらに、2つのターボをV型シリンダーバンクの外側ではなく、内側に配置される「ホットインサイドV」を採用。エンジンを可能な限りコンパクトにするとともに、ターボへの吸排気経路が最適化され、ハイレスポンスも実現しています。
「メルセデスAMG G 63」専用装備として、ハイパフォーマンスに対応する「AMG強化ブレーキ」をはじめ、コーナリング時やブレーキング時には、硬いスプリングレートに瞬時に切り替えることで、高い安定性と思いのままの俊敏なハンドリングが得られる「AMGモデル専用サスペンション」も用意されています。
販売台数は、左ハンドルの「オブシディアン ブラック(無償)」が60台、同じく左ハンドルの「オパリスホワイト(有償オプション)」が60台。
右ハンドルの「オブシディアンブラック(無償)」が40台、同じく右ハンドルの「オパリスホワイト(有償オプション) 」が40台となっています。
●価格:2750万円
(塚田 勝弘)