新型プリウスはハイブリッドシステムを一新してWLTC燃費40km/Lに肉薄か?

■スポーティな4ドアクーペに変身?

2015年12月に登場した現行の4代目「プリウス」は、TNGA(トヨタ・ニュー・グローバル・アーキテクチャー)を採用した第1号で、2018年12月のマイナーチェンジを経て、本年末で丸7年を迎えます。

現行プリウスのエクステリア

ボディのねじり剛性が先代比で約60%向上しており、高剛性ボディやダブルウィッシュボーン式リヤサスペンションの採用などにより、走る楽しさや快適性を追求。

WLTCモード27.2~32.1km/Lと、群を抜く低燃費実現でデビュー当時に話題になりましたが、現在は半導体などの部品不足から受注停止が続いており、次期モデル登場に関する噂が囁かれるようになりました。

●5代目は走行性能、燃費がさらに向上

新型プリウスの先進的なフロントマスク(筆者予想)

各種情報によると、次期モデルではスポーティな“4ドアクーペ”に変身を遂げるようで、新型「クラウン」にも導入された先進的なフロントマスクを採用。リヤ廻りに横一文字の細幅LEDランプを採用するなど、若返りを図る模様。

車両サイズは現行モデルの全長4,480×全幅1,745×全高1,490mmに対して、全長+120mm、全幅+35mm、全高‐40mmの予想で、全高の低さが特徴。

プラットフォームについてはTNGAのGA-Cを継続採用するようですが、ノア/ヴォクシーへの採用で熟成が進んでおり、第5世代のハイブリッドシステム搭載と相まって動力性能が大幅に向上している模様。

熟成されたTNGA「GA-C」プラットフォームを採用

1.8L直4エンジン+モーターに加え、従来比で30%小型化&出力が15%向上した新開発リチウムイオンバッテリーとの組み合わせにより、WLTCモード燃費が23%程度向上する見込みで、40km/Lに迫る可能性がありそうです。

サスペンションについては前ストラット、後ダブルウィッシュボーンを継承。スポーティーなフォルムに相応しいハンドリング性能を獲得している模様。

●発売時期や車両価格は?

5代目プリウスのエクステリア(筆者予想)

新型プリウスのデビュー時期は2023年2月と予想されており、PHEVはその半年後を目処に登場する模様。

気になる車両価格は290万円(FF)~380万円(E-Four)の範囲で設定される見込みで、フルモデルチェンジに向けた今後の動きが大いに注目されます。

Avanti Yasunori

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Avanti Yasunori

大手自動車会社で人生長きに渡って自動車開発に携わった後、2011年5月から「clicccar」で新車に関する話題や速報を中心に執筆をスタート、現在に至る。幼少の頃から根っからの車好きで、免許取得後10台以上の車を乗り継ぐが、中でもソレックスキャブ搭載のヤマハ製2T‐Gエンジンを積むTA22型「セリカ 1600GTV」は、色々と手を入れていたこともあり、思い出深い一台となっている。
趣味は楽器演奏で、エレキギターやアンプ、エフェクター等の収集癖を持つ。
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