フロントマスクが独特なデザインに?アルプスにカイエン&マカンEVが出現

■ICEモデルと異なり、「独特のフロントエンド」を手に入れる

ポルシェ マカン次期型に設定されるフルエレクトリックバージョンの最新プロトタイプをカメラが捉えました。

ポルシェ マカンEV_007
ポルシェ マカンEV 市販型プロトタイプ

兄貴分「カイエン」を伴ってアルプスに出現したプロトタイプは、まだまだ分厚いクラッディングとカモフラージュをまとっています。

最終市販型では、スプリットヘッドライトを採用、上部ランプユニットにはおなじみ4つの水平LEDストリップが配置されます。またノーズにはフェイクグリルカバーを装着されており、最終的には完全に併催されるでしょう。

開発責任者であるミヒャエル・シュタイナー氏は、マカンEVはICEモデルと異なり、「独特のフロントエンド」を手に入れるだろうと語るなど、高いエアロダイナミクスを発揮する先の尖った独特なデザインが予想されます。

ポルシェ マカンEV_002
ポルシェ マカンEV キャビン内

側面でも、ドア下部を隠すテープで止められたパネル、リアサイドウィンドウの形状やルーフラインを隠すなど、カモフラージュだらけです。後部ではアクティブスポイラーを装備、その両サイドにはLEDテールライト、中央にはサードランプが配置されています。

以前捉えたキャビン内には、フルデジタルインストルメントクラスターを搭載、中央のスタックには長方形のインフォテインメントディスプレイがあるほか、HVACコントロールの画面は、コンソールのベースにあることがわかっています。

ポルシェ マカンEV_012
ポルシェ マカンEV 市販型プロトタイプ

市販型では、VWグループの新しいプレミアムプラットフォーム「PPE」アーキテクチャを採用、アウディ「Q6 e-tron」や「A6 e-tron」と共有します。バッテリーは2つのサイズが用意され、後輪駆動と全輪駆動のバリエーションが利用可能で、どちらも急速充電用の800Vテクノロジーを装備します。

マカンEVのワールドプレミアは2022年内と予想されていますが、開発に遅れが生じているとも噂されており、断定は出来ない状況です。

(APOLLO)

この記事の著者

APOLLO 近影

APOLLO

アポロニュースサービス代表取締役。1965年東京生まれ・世田谷区在住。通信社を経て1996年に独立、レンタルポジ&ニュース配信会社アポロニュースサービスを設立した後、2016年にはカーメディア「Spyder7」編集長に兼任、多数のメディアへ新車スパイショット配信も手掛けております。
通信社入社と同時に新車スクープに関わり、これまで35年間、新型モデル開発を追い続け、現在は新車スクープ原稿を年間800本以上執筆、日本で一番新車スクープ記事を書く男としてギネス申請中!?
続きを見る
閉じる